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中学受験での保護者の役割とは|子どものためにできる7つのこと
子どもに中学受験をさせるにあたって、「保護者としてどのような心構えを持っていればいいのだろうか」「子どもの成績が伸び悩んでいるのは、自分にも原因があるのではないだろうか」とお悩みの保護者の方はいませんか。
この記事では、中学受験における保護者の役割や避けておきたい行動について解説します。不安解消をサポートする京進の中学・高校受験TOPΣ独自の取り組みも紹介していますので、お悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
◆本記事の目次
中学受験を成功させるために必要な保護者の役割
中学受験において、合格のためには保護者の役割が大きいことから、「中学受験は親の受験」と言われています。
中学受験は、子どもにとって自分の意思で受ける初めて受験になる場合がほとんどです。小学校受験をしていたとしても、そのときは保護者に言われるがままだった、という子も多いでしょう。そのため、子どもの心身のケアや、受験勉強を効率的かつ戦略的に進めるためのサポートが必要となります。
小学生は、自ら受験対策や勉強計画を立てるのが難しい年代です。保護者がどのように手助けをしていくのかに、成功の可否がかかっていると考えておきましょう。
こんな父親・母親になってない?中学受験で避けたい保護者の行動
子どもの中学受験をサポートしていくには、どうすれば子どもがやる気やモチベーションを保てるのかを考えたうえで、子どもに接するのかが非常に重要です。保護者が子どものやる気を下げてしまっては、元も子もありません。
ここでは、つい行いがちな、子どものやる気を下げる保護者の行動を紹介していきます。
●兄弟姉妹やほかの家庭の子どもと比較する
子どものやる気を低下させる要因として大きいのは、子どもを誰かと比較することです。兄弟姉妹や他の家庭の子どもなど、身近にはつい比較したくなる対象が数多くいるでしょう。しかしここで忘れてはいけないことは、長所や個性はひとりひとり違うということです。
「誰かと比較してこれができない」ではなく「私の子どもにはこんな長所がある」というマインドを常に持ちましょう。そしてその長所を褒め、さらに伸ばしていくことが重要です。特に勉強においては、悪いところやできないところが目につきがちですが、叱るのではなくどのように取り組んでいくのかを一緒に考えていきましょう。
●干渉しすぎ or 子ども1人にいろいろ任せすぎ
子どもに対して干渉しすぎる、あるいは任せすぎることもよくありません。子どもとどのような距離感で接していくのかは、保護者が持つ大きな課題です。つい、ヒステリックに指示を出してしまうという悩みも多く聞かれます。
勉強の方法や取り組む姿勢に対して干渉しすぎると、勉強そのものに嫌気がさしてしまうことがあります。さらに、子どもの意思決定の機会を阻害することが、自発性や自立性がない大人に成長してしまう可能性も生み出します。
逆に、子ども1人に任せすぎると、楽な方へ楽な方へと傾いてしまいがちに。小学生は自己管理能力が未成熟であるため、学習計画や入試本番までのスケジュール管理を完璧にこなすのは、かなり難しいでしょう。そのため、保護者が必要に応じてフォローしていく必要があります。
この両者のバランスをどのように取るのかについての正解は、各家庭の状況によって異なります。試行錯誤を繰り返しながら、適度な距離感を見つけていきましょう。
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中学受験に挑む子どもに保護者ができる具体的なサポート7つ
小学生は、精神的にも肉体的にも保護者のサポートが必要な年頃です。特に、中学受験という厳しい目標に向かう環境においては、保護者が果たすべき役割は非常に大きいと言えます。
スムーズに手助けを進めていくために保護者には何ができるのかを、7つの観点から確認していきます。
●規則正しい生活リズムに整える
受験勉強を健康的に効率よく進めていくために、子どもの生活リズムを整えていくのは保護者の役割です。小学生は、まだまだ生活リズムを1人で完全にコントロールできる年齢ではありません。
特に、受験勉強のために夜更かしをさせるのは避けるべきです。睡眠時間を削ったことによって身体を壊しては元も子もありません。体調を崩さないよう、普段から栄養バランスの良い食事を用意することも大切です。
●勉強に集中しやすい環境をつくる
子どもが勉強に集中しやすい環境をつくってあげるのも、保護者の役目です。家の中に勉強するためのスペースを設ける、勉強する時間帯を相談して決める、ゲームや漫画など勉強の妨げになりそうなものは片付けるなど、やるべきことは数多くあります。
子どもの性格や特性を考慮した上で、どのような環境が最もふさわしいのかを考えてあげましょう。
●子どもの勉強習慣をつくる
子どもにとって勉強をするのが当たり前になるよう勉強習慣を作ることも、保護者ができる具体的なサポートの1つです。決まった曜日・時間・場所で、決まった勉強をすると習慣化しやすいため、曜日ごとに学習スケジュールを作るのがおすすめです。
習慣を作るには、何よりも繰り返しが重要です。習慣化のために、子どもへの声かけや勉強のルールづくりを行うとよいでしょう。
●モチベーションを与える
もう1つ、子どものために保護者ができる具体的なサポートと言えるのが、子どもに勉強に対するモチベーションを与えることです。高いモチベーションで勉強をすることが、効率的な学びのコツです。
また、保護者が子どものモチベーションをある程度コントロールしてあげることも重要です。スモールステップを設定したり、学校説明会に一緒に行ったり、目標を達成したら褒めたりと、子どもがモチベーションを維持するための工夫を凝らしましょう。
●中学受験に関する情報を集める
中学受験において、志望校の受験から合格するまでに必要な情報取集は、保護者がするものと考えましょう。自主性がある子どもであっても、任せっきりではよくありません。
必要な情報の具体例は、入試までのスケジュールや手続きの流れの確認、出願校の選定、志望校の出題傾向の分析などです。
●一日の出来事について話す
受験のストレスを減らすためにも、子どもが何かストレスを抱えていないかを確認する会話の時間を持ちましょう。具体的に話しておきたいこととしては、友人関係や塾や学校での様子などが挙げられます。
子どもが抱える精神的なストレスは、受験勉強にも悪い影響をおよぼします。勉強に集中できない、モチベーションが低くなるなど、さまざまなデメリットが出てくるでしょう。
もし、子どもの様子がおかしいと感じたら、友人関係で悩んでいることはないか、学校で何かトラブルを抱えていないかなど、それとなく聞いてみましょう。先生とうまくいかない、ということもあるかもしれません。話すことで気持ちが楽になるケースもあれば、具体的な解決策を一緒に考えていけるケースもあります。どこまでも子どもに寄り添っていくことが大切です。
勉強面で悩んでいる際には、具体的に悩みを聞いた上で「できたこと」を褒めてあげることが大切です。「できないこと」を叱ってしまうと逆効果になります。
●保護者が消耗しないために自分自身のケアも忘れずに
子どもは、保護者の体調不良やストレスを敏感に察知するものです。
子どもが受験勉強に集中できる環境を整えていくためにも、自身や家族の体調にも気を使いましょう。なるべく心配をかけないように配慮してください。
現代は共働き家庭も多く、保護者も時間にゆとりがないことが多々あります。「合格すること」だけに躍起になりストレスを溜め込まないために、勉強のことは学習塾に一任するのも1つの方法でしょう。家ではあまり口うるさく言わず、子どものメンタルケアに専念するのも保護者の役目と考えてみましょう。
保護者と二人三脚で挑む中学受験を「京進の中学・高校受験TOPΣ」がサポート!
中学受験と言うと、つい勉強内容や成績にばかり目がいきがちです。学習塾「京進の中学・高校受験TOPΣ」は、「ひとりひとりを大切に」という明確なコンセプトを持って、子どもの指導にあたってきました。
経験とノウハウをベースとした効率的な学習法も数多く取り入れていますので、その具体的な内容や独自のカリキュラムについて紹介していきましょう。
●子どもの心を大切に、個性を伸ばせる環境が整っている
京進の中学・高校受験TOPΣの大きな特徴は、子どもたち「ひとりひとり」の個性を伸ばしていくために「褒める指導」を実施している点です。
毎日コツコツと勉強している、点数が○○点アップしたなどの褒めるべき点があれば、「スマイルカード」でスタンプが貯まったり、「ほめカ」で講師からコメントを渡したり、子どもがさらに喜んで学びに取り組めるように配慮をしています。
●脳科学に基づいた効率的な学習メソッドを導入
京進の中学・高校受験TOPΣは、脳科学に基づいた効率的な学習メソッドである「週実テスト」と「循環発展学習法」を学びに取り入れています。
週ごとに学習した単元の確認として行う「週実テスト」では、合格するまで再テストを繰り返し行い、「循環発展学習法」では、すでに学んだ範囲の発展的内容を復習として進めていきます。こうしてインプットとアウトプットを繰り返すことにより、記憶の定着を確かなものとし、子どもの学習効率の飛躍的な向上を目指しています。
●通常授業は19時まで!家庭でのリラックスタイムも確保できる
京進の中学・高校受験TOPΣは効率重視の学習メソッドを導入しているため、「夜遅くまで塾で勉強する」というシステムは取っていません。通常授業は19時で終わるため、家に帰ってリラックスする時間を十分に設けることが可能です。
家族で1日の出来事を話したり、好きなことで遊んだりするなど、家庭での時間を確保することも中学受験においては非常に重要です。学習とプライベートのバランスを上手に取っていきましょう。
中学受験は子どもと保護者の二人三脚で乗り越えよう
子どもと保護者が二人三脚で取り組んでいく中学受験においては、それぞれの息を合わせて取り組んでいくことが大切です。そのために、子どもと綿密にコミュニケーションを取ることを常に意識しましょう。その上で「保護者として何ができるのか」を考えていくと、家庭それぞれの答えが見つかっていくはずです。
「わが子が不安で落ち着かない」など問題が起こったときには、親身に話を聞いてあげることも受験生の保護者としての重要な仕事です。また、子どもの努力を認めて褒める、できる限り送り迎えをしてあげるなどの配慮も、志望校合格には欠かせません。
京進の中学・高校受験TOPΣでは、保護者の方と一緒に中学受験をサポートする体制を十分に整えています。塾と協力しながら中学受験に向き合っていきたいという方は、ぜひお問合せください。