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高校受験の合格に必要な平均勉強時間は?勉強効率を上げる方法も解説
子どもが高校受験を迎えるにあたって、志望校の合格に必要な勉強時間や、限られた時間で学習効率を上げる方法を知りたいという保護者の方が多くおられます。
そこでこの記事では、高校受験時に確保すべき勉強時間を、学年別にわかりやすく解説します。学習効率を上げるコツや保護者にできるサポートについても触れていますので、高校受験を控えているお子さまをお持ちの方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
◆本記事の目次
志望する高校の合格のために必要な平均勉強時間
志望校に合格するためには、学年ごとに適切な勉強時間を確保する必要があります。理想は、中学1年生から集中的に勉強することですが、部活との兼ね合いなどから難しいケースもあるでしょう。
以下では、各学年や時期に応じて必要な平均勉強時間を解説します。志望校の難易度や既に有している学力によって、求められる勉強時間は変動するため、あくまでも「平均」である点に留意してください。
●中学1年生
中学1年生の段階では、毎日数時間を勉強に充てている子どもは少ない傾向にあります。宿題に30分、授業の復習に30分、合計1時間程度が平均といえるでしょう。
受験する高校によっては、入試の結果だけではなく内申点も大きく影響するため、定期テストは特に重要です。高得点を取るためにも、あまり学習内容が難しくない中学1年生のうちは、多くの時間をテスト勉強に充てるようにしましょう。
そのため定期テスト前は、平日で3時間程度、休日で3時間~5時間程度は、勉強時間として確保することをおすすめします。
●中学2年生
中学1年生と同様、中学2年生の段階では、勉強にそれほど時間を割いていない人がほとんどでしょう。宿題に30分、授業の復習に30分、合計1時間程度が平均だと考えられています。
中学1年生と同じく定期テストに力を注ぎつつ、中学3年生に向けて意識を高めていく取り組みが必要です。
特に長期休みの間は、中学3年生でいいスタートダッシュが切れるように、毎日1時間~2時間程度は確保して学習計画を立てておきましょう。
●中学3年生
中学3年生は、いよいよ本格的に受験に向かっていく大事な時期です。1学期から受験時まで、それぞれの時期に合わせて、計画的に取り組んでいく姿勢が重要といえるでしょう。
以下では、各時期に最適な勉強時間を紹介します。
〔1学期〕
中学3年生の1学期は、部活に所属している場合、勉強と両立している時期でしょう。定期テストなどに関係なく、毎日1時間~2時間程度は勉強し、定期テスト前は毎日5時間程度、確保することをおすすめします。
〔夏休み〕
受験の天王山とも呼ばれる中学3年生の夏休みは、多くの人が部活を引退し、本格的に受験勉強をスタートする時期です。この時期には基礎学力をつけることを意識して、毎日5時間~8時間程度は勉強に充てましょう。
〔2学期〕
2学期は、引退が比較的遅い部活に所属していた人も含め、学校全体が受験モードに切り替わる時期です。夏休みに勉強を習慣化できていれば、その流れを維持したまま、受験勉強に取り組めるでしょう。
受験対策を本格化させるためにも、平日は3時間以上、休日は5時間~8時間程度の時間確保を推奨します。
〔冬休み〕
冬休みは、受験直前の追い込み期間であり、ラストスパートの時期でもあります。毎日8時間程度は勉強時間を確保し、模試の点数や偏差値で、志望校の合格圏内に確実に入っておきましょう。
〔1月~受験日〕
年が明けると、いよいよ受験本番の時期に差しかかります。受験日までは平日5時間程度、休日8時間程度は最低限確保しましょう。
ただし、受験日に実力を発揮できるようオーバーワークは避け、日々、体調管理に努めることが重要です。体調と相談して時間を決めつつ、この時期は志望校の過去問対策や解けなかった箇所を徹底的に復習しましょう。
忙しい中学校生活の中で学習効率を上げる方法
部活や習い事など、中学校生活は何かと忙しいものですが、その中でも、志望校合格という大きな目標に向かって効率的に勉強を進めていく必要があります。
あらゆる取り組みに優先順位を定め、やるべきことから確実に消化していきましょう。
以下では、忙しい中学校生活の中で学習効率を上げる方法を4点解説します。
●やることリストを作成して課題を可視化する
やることリストを作成することで、学習効率アップが期待できます。今、自分が抱えている課題を可視化すれば、次に何をすべきかを把握できるようになるでしょう。
まずは志望校合格に向けて、何ができていないのかを明確にする取り組みが重要です。どの教科の実力が足りていないのか、十分に勉強時間を確保できているのかなどを見直しましょう。
できていないことを明確にした後は、具体的に何をすべきかをプランニングしていきます。すべてを一度に行うことはできないので、優先順位をつけてから進めていくと効率的です。
●すき間時間を活用する
忙しい毎日の中では、時間を有効活用できるかどうかが、高校受験成功の可否を握っているといっても過言ではありません。短い時間であったとしても、積み重ねることで大きな差が生まれます。
通学時や授業の休み時間など、すき間時間をうまく見つけて勉強に充てましょう。1日30分のすきま時間であっても、月に換算すれば15時間も勉強していることになります。
すき間時間の勉強には、暗記科目がおすすめです。社会や理科、英語などの語句をすき間時間に覚えれば、メインの勉強時間を暗記に割く必要もなくなるでしょう。
●睡眠時間は削らないようにする
学習効率を上げるためにも、睡眠時間を削って勉強することは避けましょう。睡眠不足は、集中力や判断力、理解力の低下に繋がり、結果的に学習効率が下がってしまいます。
勉強不足を感じていたとしても、焦る気持ちを抑えて、毎日しっかりと睡眠を取るようにしましょう。
勉強した内容は、睡眠中に頭の中で整理され、記憶として定着します。覚え直しなどを減らすためにも、少なくとも7時間は睡眠時間を確保するよう、スケジュールを定めましょう。
●家族や先生などと協力する
効率よく勉強を進めるためには、家族や先生の協力を得ることも大切です。受験に対する不安を聞いてもらったり、モチベーションが維持できるよう励ましてもらったり、子どもひとりでは解決できない問題に直面した際に、大人のサポートは欠かせません。
塾や長期休暇に行われる講習に参加したい場合には、保護者の協力が必須です。子どもが忙しそうにしていても、コミュニケーションを怠らず、いつでも頼ってもらえるような環境づくりを心がけましょう。
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高校受験で保護者が子どもにしてあげられること
高校受験は、子どもがひとりで取り組むものではありません。勉強時間の確保、体調管理など、肉体面においても精神面においても、保護者によるサポートが必須です。
具体的にどのようなサポートができるのかを、保護者の視点から把握しておきましょう。以下では、高校受験で保護者が子どもにしてあげられることを3点解説します。
●勉強時間を確保できるようサポートする
保護者が子どもにしてあげられる代表的な取り組みは、勉強時間を確保できるようサポートすることです。
高校受験においては、いかに勉強時間を創出できるかが重要なため、子どもが勉強に集中できる環境を作りましょう。例えば、もともと子どもが担当していた掃除や洗濯などの家事を、受験期だけでも親が担ってあげることで、勉強に充てる時間が増えていきます。
子どもが自転車通学をしている場合には、通学手段を公共交通機関に変更することも効果的です。自転車通学は運転に集中しなければなりませんが、バスや電車での通学に変えれば、移動時間を勉強に充てることができます。
様々な事情を鑑みて、公共交通機関を利用できるようであれば、受験生となる中学3年生からの切り替えがタイミングとしてはよさそうです。おすすめです。
●干渉しすぎないようにする
高校受験を控えた中学生は思春期真っただ中であり、感受性が非常に豊かになる時期でもあるため、過干渉は避けましょう。例えば、「勉強しているのか?」「成績は上がっているのか?」
といった保護者からの追及は、勉強に対するモチベーションを下げることにも繋がります。
子どもが勉強に集中できる環境を作るためにも、陰からの応援を意識しましょう。陰でサポートをしつつ、子どもの様子がおかしいなと感じた場合には、声をかけてあげることも重要です。干渉と見守りのバランスをうまく取りながら、子どもを支えましょう。
●体調管理の徹底
受験勉強においては、体調管理も重要です。子どもは無理をして勉強しがちであるため、体調を整えることは親の役割でもあります。
特に、長期休暇中や受験目前に体調を崩して、勉強ができなくなるのは致命的です。食事の栄養管理を徹底したり、できるだけストレスを与えない環境を整備するといった取り組みで、子どもの健康を心身ともに守るべきです。
志望高校に合格するなら「京進の中学・高校受験TOPΣ」
京進の中学・高校受験TOPΣでは、子どもひとりひとりの特性やレベルに合わせて指導を行っています。基本を繰り返すことで基礎的な力を高めていき、徐々に応用力を伸ばし、段階的なレベルアップを目指している点が特徴です。
以下では、京進の中学・高校受験TOPΣの特徴を具体的に3点解説します。
●志望校の偏差値で選べる通常授業クラス
京進の中学・高校受験TOPΣは、最難関公立高校・私立高校を目指すSクラス、トップランクの公立高校・有名私立高校を目指すHクラス、公立上位高校や私立高校を目指すAクラス、志望校ごとにクラスを設けています。
志望校のレベルに合わせた授業を受けられるほか、それぞれに最適な指導カリキュラムを採用している点も特徴です。
●中学3年生対象の特別講座で短期間の成績向上が可能
京進の中学・高校受験TOPΣでは、中学3年生を対象とした特別講座を行っています。季節講習や日曜特訓、GW特訓、正月特訓などを随時実施しており、短期間で実力が身につくとして、子どもにも保護者にも好評です。
最新の出題傾向を分析した入試予想問題を使用したり、通常授業とは違った角度から指導を行ったり、特別講座ならではの学習を行います。
季節講習は全学年対象、日曜特訓と正月特訓は一部、中学2年生も対象であるため、中学3年生以外にもおすすめです。
●生徒ごとの成績・性格に合わせたフォローアップ体制
京進の中学・高校受験TOPΣは、生徒ひとりひとりの成績や性格に合わせたフォローアップ体制を整えてきました。
勉強に対するモチベーションを上げていくための「ほめる指導」や、目標とその達成度合いを記録する「リーチング学習手帳」によって、勉強の習慣化を図るとともに、高校受験に向かっていく気持ちを高めていきます。
授業前後には、教師が個別の質問に対応している点も特徴です。授業ではわからなかった内容も、生徒の習熟度に合った解説を受けられます。
勉強時間をしっかりと確保して受験に臨みましょう
高校受験を成功させるためには、いかにして勉強時間を確保するかが鍵となります。体調管理や学習機会の提供など、子どもが集中して勉強に取り組めるようにサポートしていきましょう。
限られた時間をさらに充実させるには、京進の中学・高校受験TOPΣへの入塾がおすすめです。独自の指導法によって、子どもひとりひとりに合わせた学びを提供し、志望校合格へと導いてきました。夢の実現を目指してがんばるお子さまに、とことん向き合う姿勢を持った塾を探している方は、ぜひお問合せください。