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高校受験で推薦入試を受けるには?試験内容や受験までの流れを解説

2024.09.24

高校受験の推薦入試は、基本的に中学校の校長の推薦があってはじめて出願できる入試制度です。過去にあった推薦入試の倍率が1.0以下の高校なら、よほどのことがない限り基本的には合格できるため、推薦入試を検討している方も多いのではないでしょうか。

推薦入試を検討しているなら、推薦入試を受けるまでの準備や、試験内容などを事前に把握しておくと安心です。この記事では、推薦入試を受けるにあたって知っておきたい推薦基準や流れについて紹介します。焦らず推薦入試対策を行いたい方に向けて、京進の中学・高校受験TOPΣについても紹介しますので、ぜひ最後まで読み進めてください。

◆本記事の目次

高校推薦には2つの種類がある

高校推薦入試の種類は、「一般推薦」と「特別推薦」の2種類に分かれます。同じ推薦入試ですが、選考基準や試験内容は異なるのが特徴です。

2つ目は「質問に対して理想的な回答ができない」ことです。面接では、学力だけでは測れないコミュニケーション能力や人間性が問われます。理想的な回答ができなければ、これらの能力が低いとみなされ、高評価を得られません。

ここからは、一般推薦と特別推薦の違いについて解説します。それぞれの違いを事前に理解しておき、スムーズに受験準備を進めましょう。

●一般推薦

一般推薦とは、各高校が示す内申点の基準をクリアしている場合に受けられる推薦のことです。基本的に学力試験を行わず、個人面接や集団討論、作文・小論文などを用いて試験を行います。ただし、高校によっては簡易な学力テストを実施しているケースもあるため、学力テストがない前提で進めないよう、事前に確認しておきましょう。

試験の配点比重は高校によって異なりますが、内申点が50%、面接や集団討論が25%、作文・小論文が25%程度の比率で合否を判定するのが一般的です。とくに内申点の比重は50%と合否に大きくかかわるので、まずは中学校での成績を高め、きちんとした学校生活を送る必要があります。

●特別推薦

特別推薦とは、スポーツや文化活動などにおいて優れた能力がある、将来有望な生徒を募集するための入試のことです。スポーツ学科がある高校では「スポーツ推薦」という名称で入学試験が設けられている場合もあります。

一般推薦と同様に学力試験は行わないことがほとんどで、内申点と面接や小論文などを総合的に評価するのが一般的です。その上で、特別推薦の場合は応募するスポーツや文化活動などの種目に応じて、実技試験が行われることもあります。


高校推薦の試験内容とは?

ほとんどの高校の推薦入試には、学力検査はありません。基本的には面接や集団討論、作文・小論文といった人間性をチェックする試験が行われます。高校によって試験内容やチェック項目はさまざまですが、校風にマッチした人間性であれば合格できるのが特徴です。

ここからは試験内容について詳しく解説します。せっかく推薦を受けられたのに不合格とならないよう、受験前に内容を確認し、当日に慌てないための対策を取っておきましょう。

●個人面接

個人面接は1人当たり10分程度です。質問される内容に多いのが、志望理由や中学校で努力したこと、高校で挑戦したいことなどが多く見られます。

よく聞かれる内容は面接前に回答を用意しておき、スムーズに受け答えできるように練習しておくと安心です。自分の体験した具体的なエピソードや、その際の気持ちも交えて回答できると、加点も狙えます。

●集団討論

集団討論とは、5人1グループほどで、決められたテーマについて話し合う試験です。集団の中での立ち振る舞いやリーダシップ、表現力、思考力、協調性などの評価をします。積極的な発言は必要ですが、評価内容からわかるように、やみくもにたくさん発言したからといって有利になるわけではないため、受験の際は注意しましょう。

制限時間は30分程度で設定している高校が多いようです。よく出題されるテーマとしては、校内美化や校則、行事など学校生活にかかわる身近な問題から、国内外の時事問題、社会問題などが扱われています。高校ごとにテーマに傾向があるため、過去問題をチェックし、自分の意見をまとめておくと安心です。

●小論文

小論文は、400~600字ほどのボリュームを50分程度で書き上げる試験です。試験内容は与えられたテーマについて書く場合と、資料やグラフから読み取った内容をまとめる場合の2パターンに分けられます。作文は自分の意見を自由に書きますが、小論文は自分の意見を裏付ける根拠や理由も含めて文章にまとめることが必要です。

試験内容に小論文がある場合は、原稿用紙の使い方のルールや、小論文の基本的な書き方をマスターしておきましょう。その上でさまざまなテーマについて書く練習を重ねると、文章構成のコツをつかめるようになります。


高校受験で推薦を受けるまでの流れ

高校受験の推薦入試は、一般入試よりも早い日程で行われます。そのため、早めに願書や内申書(調査書)、推薦書などの準備をしておくことが重要です。

ここでは、推薦入試を受けるまでの流れについて紹介します。推薦入試を受ける準備をスムーズに進めたい方は、ぜひ参考にしてください。

●進路相談で担任の先生に伝える

推薦入試を受けたいと思ったら、進路相談で担任の先生に伝えましょう。内申点や受賞歴など、推薦要件を満たしているか確認してもらえます。ただし、推薦要件を満たしていない場合、推薦入試の出願資格は得られません。

また、私立高校の推薦入試を希望する場合は、早めに相談することをおすすめします。志望校によっては、先生が情報を持っていないケースがあるかもしれません。その場合、情報収集に時間がかかることもあるので、早めに相談しておくと安心です。

●推薦状を校長先生に書いてもらう

推薦入試を受けるには、基本的に中学校長の推薦が必要です。内申点や出席状況などの推薦要件を満たしていると確認できたら、推薦状を書いてもらえます。

推薦状は担任の先生が用意してくれますが、不安な場合はいつ受け取れるのか、よく確認しておきましょう。

●「願書」「推薦書」「内申書」を提出する

推薦状が届いたら「願書」を作成します。願書は受験する高校のホームページからダウンロードできますが、自分自身で志望校に取りに行かなければならない場合もあるので注意が必要です。提出期限ギリギリにならないよう、早めに準備しましょう。

願書を作成したら「推薦状」と「内申書」を合わせて志望校に提出します。内申書は担任の先生に申請すれば用意してくれますが、申請してもすぐに出せない場合もあるため、早めに準備しておきましょう。


高校受験で推薦を受けるための条件

受験する高校によって、推薦を受けるための条件は異なります。推薦を受けるには、高校からの条件だけでなく中学校からの推薦も必要となるので、普段の素行や生活態度に注意が必要です。欠席・遅刻の回数が多いのも、内申点にかかわるので注意しましょう。

また、特別推薦か一般推薦かでも、条件は異なるのが特徴です。ここからは特別推薦と一般推薦による条件の違いを解説していきます。

●特別推薦を希望する場合

スポーツや文化活動による特別推薦を希望する場合、大会やコンクールなどで実績を残す必要があります。市大会で優勝し、地区大会に出場するなど高い実績は必要です。特別推薦を受けられる基準は高校によってさまざまなため、前もって担任や部活の先生に自分が条件を満たしているか確認しておきましょう。

ただし、実績が素晴らしくても最低限の学力を確認するため、内申点に基準を設けている場合があるので注意が必要です。ある程度の学力があれば、合格できるケースが多いようです。

●一般推薦を希望する場合

一般推薦を受けるには、平均内申点を大きく上回っておくことが必要です。とくに、公立高校は内申点の基準が厳しい傾向にあります。

内申点を上げるには、定期テストの点数を上げることが重要です。通知表の評定の7割は、定期テストで決まるといわれるほど大きな割合を占めるため、定期テストの点数は重要なポイントといえるでしょう。都道府県によって内申点の計算方法は異なりますが、中学3年生の成績のみが用いられる場合や、中学1年生~3年生の平均成績が用いられる場合もあります。

一般推薦を希望するなら、中学1年生のうちからしっかり学習し、定期テストの点数を上げる努力が大切です。


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高校入試で推薦を狙う場合、受験生になってからの対策では遅いケースも多く見られます。中学1年生~3年生までの定期テストの成績が内申点に影響する場合があるため、早めに対策しておくことが重要といえます。

高校受験対策コースが用意されている「京進の中学・高校受験TOPΣ」なら、志望校に合わせて効率的な学習が可能です。定期テストに向けて万全の体制でサポートしているため、推薦入試に向けた対策としても十分に効果が期待できますよ。

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京進の中学・高校受験TOPΣは推薦入試対策としてもおすすめ

高校受験の推薦入試は、一般推薦と特別推薦の2種類です。どちらも推薦を受けるには、学校ごとの要件を満たす必要があります。推薦を受けたい場合、平均以上の内申点が必要となる場合がほとんどのため、定期テストの成績が重要です。

京進の中学・高校受験TOPΣは、志望校に合わせた効率的な学習指導が魅力の学習塾。単元ごとに毎週テストを行って確実に定着させる「週実テスト」や、自分の通う中学校に合わせた定期テスト対策によって内申点アップをサポートします。

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