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堀川高校の入試傾向とは?合格最低点目安も解説

2023.01.02

京都市立堀川高等学校は京都府内でトップレベルの公立高校です。堀川高校を受験したい、もしくは受験するか悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。

本記事では、堀川高校の概要や入学試験の傾向について紹介します。最後に堀川高校を目指す方におすすめの学習塾「京進の中学・高校受験TOPΣ」についても紹介しているので、ぜひ最後まで読み進めてください。

◆本記事の目次

堀川高校の基本情報

堀川高校は「立志・勉励・自主・友愛」を校訓に掲げる、100年の歴史と伝統を受け継ぐ由緒ある公立高校です。スーパーグローバルハイスクールとして文部科学省に指定されており、グローバルに活躍できる人材育成に力を入れています。

堀川高校は学科にかかわらず、入学後から1年半の間、すべての生徒のカリキュラムに週2時間「探究基礎」という授業が設けられているのが特徴です

高校名
京都市立堀川高等学校
種類
共学
学科
普通科、探究学科群(人間探究科・自然探究科)
住所
〒604-8254
京都市中京区東堀川通錦小路上る四坊堀川町622-2
TEL
075-211-5351
FAX
075-211-8975
アクセス
京都市バス
・「堀川蛸薬師」すぐ
・「四条堀川」徒歩2分京都市営地下鉄
・烏丸線「四条」駅 徒歩12分
・東西線「二条城前」駅 徒歩10分

阪急京都線
「大宮」駅 徒歩5分

京福嵐山本線
「四条大宮」駅 徒歩5分

JR山陰本線(嵯峨野線)
「二条」駅 徒歩14分

自転車 駐輪場400台

●普通科

堀川高校の普通科は、基礎・基本を踏まえて高度な活用能力を養うとともに、探究能力を伸ばし、幅広い教養を身につける学科です。人間の文化や社会の中で必要な、広く深い健全な批判力を育みます。1クラスの定員を40名として、普通科は各学年2クラスです。

2年次以降は、自分の目指す進路に応じて、人文探究コース、理数探究コースのいずれかを選択します。

人文探究コースとは、英語・国語・社会などの教科を中心に学ぶコースです。文学部・法学部・経済学部・教育学部・外国語学部などの国公立大学進学を目指す生徒に適しています。

理数探究コースは、数学・理科・英語などの教科を中心に学ぶコースです。医学部・理学部・工学部・農学部などの国公立大学進学を目指す生徒に適しています。

●探究学科群

堀川高校の探究学科群(人間探究科・自然探究科)は、1999年の設立から多くの東大生・京大生を輩出している実績のある学科です。大学での専門研究につながる学習を進めながら、研究活動の実践を通じて探究するための作法や能力を伸ばします。

2年次には人間探究科と自然探究科に分かれて探究を進めます。1クラスの定員を40名として、各学科2クラス、合計4クラスです。

人間探究科は人文系統の学習を深めるとともに、人間の文化や社会・行動などについて探究する能力と態度を養い、難関国公立大学・学部への進学を目標に、文学・哲学・心理学・教育学・法学・政治学・社会学・経済学といった人文・社会科学系の専門研究につながる学習を進めていきます。

自然探究科は理数系統の学習を深めるクラスです。自然の現象や原理・法則などについて探究する能力と態度を養い、難関国公立大学・学部への進学を目標に、数学・物理学・化学・生物学・医学・薬学・工学といった自然科学系の専門研究につながる学習を進めていきます。

●求める生徒像

堀川高校で入学時に求められる人物像は、中学校でのさまざまな経験を通して得た学びを活用し、自らさらに高みを目指す姿勢のある生徒です。堀川高校の最高目標である「自立する18歳」を実現するため、堀川高校が求めるより具体的な生徒像は以下3つです。

1. 自己と向き合い考えたり、他者に向けて表現したりするなどの言語活動を通して、社会生活に必要となる基礎的な教養、思慮深さ、正当な批評力と判断力、行動力を身につけようとする

2. 将来、社会において他者とどのように関係性を作っていくかを考えながら、進路目標の設定や選択を行い、自己実現を図ろうとする

3. 授業のほか、学校行事・委員会活動・部活動などに意欲と関心をもち積極的に参加し、様々な経験を主体的に重ねることで人間形成を図ろうとする

●主な進学先

堀川高校では多くの卒業生が大学へ進学しています。令和4年度の主な進学実績を見ると、国立大学145名、公立大学40名、私立大学508名、大学校1名、専門学校1名です。

中でも国立大学では、京都大学(44名)、大阪大学(21名)、神戸大学(18名)、公立大学では、京都府立医科大学(6名)、大阪公立大学(20名)、私立大学では、同志社大学(101名)、立命館大学(169名)、龍谷大学(35名)、関西大学(46名)、近畿大学(34名)に多く進学しています。


【普通科・前期A方式選抜】

ここからは、令和4年度堀川高校普通科、前期A方式選抜の募集要項を紹介します。

●募集要項

堀川高校普通科の令和4年度前期A方式選抜の募集要項は以下の通りです。

募集定員
24名
検査項目と配点
学力検査:国語、数学、英語(すべて共通検査) 150点
報告書:135点
面接:50点
受験日程
2月16日(水):京都府立共通問題
2月17日(木):面接補助シート記入、集団面接

配点を見ると、学力検査だけでなく報告書(内申点)も大きな割合を占めていることがわかります。面接も実施されるので、面接の対策もしておくと安心です。


【探究学科群・前期A方式選抜】

探究学科群は、前期A方式選抜で定員の100%を募集しているため、中期選抜は実施されません。普通科とは違い面接はありませんが、学力検査は5科目で、作文(小論文)も実施されるのが特徴です。

ここからは、令和4年度堀川高校探究学科群、前期A方式選抜の募集要項・倍率について紹介します。

●募集要項

堀川高校探究学科群の令和4年度前期A方式選抜の募集要項は以下の通りです。

募集定員
160名
検査項目と配点
学力検査:国語、数学、英語、理科、社会(すべて独自検査) 400点
報告書:100点
作文(小論文): 25点
受験日程
2月16日(水):英語(リスニング含む)、国語、数学、人文・社会科学(社会)、自然科学(理科)、小論文

普通科では3科目各50点の計150点でしたが、探究学科群は3科目各100点、理科・社会は各50点となっています。普通科と違い400字程度の小論文もあるため、しっかりと対策しておきましょう。

●倍率

令和4年度に実施された探究学科群の前期選抜A方式の実質倍率は1.44倍でした。それほど高い倍率とは思わないかもしれませんが、上位層での激しい競争となりますので、高い実力が求められます。


【普通科・中期選抜】

堀川高校の普通科前期選抜の募集割合は30%のため、残りの人員は中期選抜にて募集されます。堀川高校普通科の受験を検討している方は、前期選抜とあわせて対策をしておきましょう。

ここからは、堀川高校普通科の中期選抜について紹介します。

●募集要項

堀川高校普通科の令和4年度中期選抜の概要は以下の通りです(中期選抜の選抜方法はすべての学校で共通)。

募集定員
56名
検査項目と配点
学力検査:国語、数学、英語、理科、社会 200点
報告書 195点
受験日程
3月8日(火):英語(リスニング含む)、数学、国語、理科、社会
●一般推薦を希望する場合

一般推薦を受けるには、平均内申点を大きく上回っておくことが必要です。とくに、公立高校は内申点の基準が厳しい傾向にあります。

内申点を上げるには、定期テストの点数を上げることが重要です。通知表の評定の7割は、定期テストで決まるといわれるほど大きな割合を占めるため、定期テストの点数は重要なポイントといえるでしょう。都道府県によって内申点の計算方法は異なりますが、中学3年生の成績のみが用いられる場合や、中学1年生~3年生の平均成績が用いられる場合もあります。

一般推薦を希望するなら、中学1年生のうちからしっかり学習し、定期テストの点数を上げる努力が大切です。


探究学科群の2022年入試問題傾向

堀川高校探究学科群の入試問題は毎年5教科に加え、小論文が実施されています。どのような出題傾向があるのか、受験前に確認しておきましょう。

ここからは、令和4年度探究学科群の入試問題を確認しながら、出題傾向を紹介します。出題傾向とあわせて、対策しておくべき部分も紹介しているので、受験を検討している方は確認してください。

●国語

国語は例年通り、現代文、古文の大問2題で構成されています。

・ 大問一 随筆 「山に行く心」古井由吉
・ 大問二 古文 「江戸怪談文芸名作選 第五巻 諸国奇談集」所収 「向燈賭話」

大問一の現代文の記述問題は65字、75字、100字が1題ずつ出題されていました。比喩解釈し、まとめる力が求められるため、対策として、さまざまな比喩表現の言い換え練習をしておくといいでしょう。

大問二の古文は文章と、それを読んだ生徒の会話文を使った問題が出題されました。10字~25字の記述問題と、80字の記述問題があります。古文における主語判定や、基本の読み方をしっかり対策する必要があります。

●数学

昨年の数学は大問5題で構成されていましたが、今年は大問6題構成に戻りました。

・大問1 小問集合
・大問2 平面図形
・大問3 図形の移動
・大問4 空間図形
・大問5 確率
・大問6 整数問題

大問4は、立方体を3点で通る平面で切ったときにどのようになるかを把握して解く問題です。大問6は整数問題で、小さい数で状況を把握し、大きい数や一般的な場合でどのようになるのかなど、考える力が必要になります。

今年度は放物線と直線の出題がありませんでしたが、過去問題の傾向をみると、グラフを与えずに出題されることも多いようです。練習問題を解くときは、グラフを書く練習もしておくとよいでしょう。

●英語

英語は大問1がリスニング問題、大問2と大問3は読解問題、大問4は英作文問題で構成されており、例年通りの出題でした。

・大問1 リスニング
・大問2 長文読解(説明文)
・大問3 長文読解(物語文)
・大問4 条件英作文

大問2の読解は昨年と同様に、文章はやや短めです。小問が7つあることから、時間内で解ききるスピード感も求められる出題となりました。

大問3はやや長めの文章で出題されており、筆者の気持ちの変化を正しく読み取る力が求められます。大問4の英作文問題は例年通りでした。

●理科

理科は、化学と地学で大問が分かれているのが特徴です。

【1】化学 状態変化と熱
【2】地学 地球と宇宙

化学は、中学生にとっては馴染みがないのではないかという用語が並んでいました。このため、多くの受験生にとって読解に苦労したと思われます。

地学は基本的な公式や知識の活用、北緯や経度の考え方を求められました。問題文に必要な情報や条件が与えられていますが、長文のため、内容を正確に読みとりながら素早く情報を処理する能力を求められます。

●社会

社会の問題構成は例年通り、三分野融合問題と地理・歴史融合問題に分けて出題されていました。

・大問1 Society5.0を中心とする社会の発展に関する問題(三分野融合)
・大問2 地図をテーマとした問題(地理・歴史融合)

大問1はSociety5.0から社会の発展に関する問題が三分野にわたって出題されています。小問ごとに難度に差があるため、取りやすい問題を落とさないことが大切です。また、適切な解答を選択し、その上で解答に沿ったものを選択する問題のパターンが頻出しています。

大問2は新旧さまざまな地図をテーマとした地理・歴史融合問題が出されました。75字以内で解答する短文記述問題は書くべきことが多く、端的にまとめる文章力も求められます。地図の活用は実社会でも必要な知識のため、一般常識に通じる知識の深さが必要です。

●小論文

今年は『辞書の客観性』(三木清)から出題されました。小論文にまとめる内容やそれを書く段落が指定されているのに加え、今年は各段落について「二つの文で構成する」という条件も出されています。文章を正しく読解し、条件にしっかりと把握したうえで構成を練る必要があるでしょう。


堀川高校の入試対策なら京進の中学・高校受験TOPΣ

堀川高校の入試対策におすすめなのは「京進の中学・高校受験TOPΣ」です。京進の中学・高校受験TOPΣでは、脳科学に基づいた独自指導カリキュラムが用意されており、ひとりひとりの志望校に合わせ効率よく学習を進められます。クラスは志望校別に分割されているので、堀川高校合格に向けた受験対策が可能です。

ここからは、京進の中学・高校受験TOPΣの特徴について紹介します。

●「高校受験対策コース」でレベルに合った指導を徹底

京進の中学・高校受験TOPΣの「高校受験対策コース」では、ひとりひとりの志望校レベルに合わせた勉強法を実践しています。基礎・基本分野を繰り返し学習することで記憶の定着を図り、基礎力が身についたうえで応用的な学習へ以降するので、学びのレベルを着実に上げられるでしょう。
また、その週に学習した講座の振り返りとして毎週行う「週実テスト」によって、理解度を把握しつつ取りこぼしを防ぎます。

自ら学習計画を作成して自主性を育む「リーチング学習手帳」を使っているのも、京進の中学・高校受験TOPΣの特徴です。堀川高校の最終目標でもある「自立する18歳」に通じる、自主的に考え行動する力が養えます。

●正月特訓でラストスパートを充実

受験生にとっての正月は、受験勉強のラストスパートとも言える大切な時期です。京進の中学・高校受験TOPΣでは、正月に1日1科目約8時間の集中特訓を開催しており、「徹底的に弱点強化ができて、自信がついた」「一人だったらここまでできなかった」と毎年好評です。

「実戦力の完成」をテーマに、本番の入試でどれだけ集中して、いかに点数を獲得できるかを念頭に置いているため、5日間実施される授業を乗り超えた受験生は、入試本番でも得点アップを狙えるでしょう。

●日曜特訓で「堀川高校」の入試対策に特化した力をつける

京進の中学・高校受験TOPΣでは、日曜特訓も実施しています。志望校別にコースが分かれているので、ひとりひとりの志望校レベルにあった対策を受けられるのが魅力です。各教科の重要分野や単元に的を絞った、1回完結方式の演習・解説授業となっているため、1人では対策が難しい分野も効率よく学習できます。

京都御三家と呼ばれている堀川高校、西京高校、嵯峨野高校のそれぞれに特化したコースを設けているため、専門性の高い入試対策が受けることができます。

ZOOMを用いたオンライン講座にも対応しているので、自宅にいながら高いレベルの受験対策が可能です。


京進の中学・高校受験TOPΣで堀川高校合格を目指そう

堀川高校は京都府内でもトップレベルの公立高校で、「自立する18歳」を最終目標とし、グローバルな人材育成に力を入れています。普通科、探究学科群ともに高い学力を求められるだけでなく、内申点も考慮されることから、早い段階での入試対策が必要でしょう。

京進の中学・高校受験TOPΣの「高校受験対策コース」では、志望校のレベルに合わせた入試対策だけでなく、定期テスト対策による内申点のサポートも可能です。他にも、各教科の重要分野に的を絞った「日曜特訓」や、受験のラストスパートとして「正月特訓」なども実施しています。

無料体験授業も用意されているので、堀川高校の受験対策にお悩みの方、中学生の早い段階から受験対策を始めたい方は、京進の中学・高校受験TOPΣの無料体験授業から、ぜひお問合せください。

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