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愛知県の高校入試概要|2024年度の変更点や選抜方式ごとの入試日程

2023.11.15

愛知県の公立高校入試では、特色選抜導入や学力検査を1回に統一するといった2023年度の入試改革に続いて、2024年度も新たな制度が導入されます。近年入試制度が続々と変化していくなかで「新しい情報についていけなくて不安…」とお思いの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな方に向けて、2024年度から始まる新制度や最新の入試スケジュール、昨年度の学科別倍率などをまとめて解説しています。過去10年分の入試問題が見られるページも紹介しているので、ぜひ入試対策の参考にしてみてください。

◆本記事の目次

【2024年度】愛知県の高校入試に導入される新たな制度

ここからは、愛知県の公立高校入試で2024年度から導入される新制度について解説します。既存の入試制度とは大きく異なるものとなるため、受検を控える中学2年生〜3年生やその保護者の方はぜひ参考にしてください。

愛知県の公立高校入試では、2024年度からすべての課程・選抜においてWEB出願システムを導入します。入試に関わる手続きのほとんどがWEB上で完結するようになるため、受検生や保護者にとっては便利になる制度変更でしょう。

WEB出願システムでできることは、主に5つです。

①出願・志願変更 出願登録や志願変更の手続きができます。出願先に書類を郵送したり持参したりする必要はありません。
②配慮申請をはじめとする各種申請・届出 障害や病気、けがなどがある受検者の配慮申請が可能です。証明書類はカメラで撮影してWEB出願システムにアップロードします。
③入学検定料の支払い 入学検定料の支払いがクレジットカード、ペイジー、コンビニエンスストアのいずれかで行えます。
④受検票の表示 受検票をWEB出願システム上に表示できます。試験日に各自で印刷して持参してください。
⑤合否結果の確認 WEB出願システムから合否を確認できます。

参照元:愛知県公立高等学校入学者選抜 リーフレット「公立高校の入試がweb出願に変わります!」

出願から入学検定料の支払い、当日の受検票の表示、合否判定の確認まで、入試に関わるほとんどの手続きがWEB上で行えるようになります。出願・志願変更もWEB上で完結するため、志願変更がしやすくなるのも助かりますね。

WEB出願システムを利用するには、以下の3つを用意する必要があります。

1.インターネットに接続できるパソコンやスマートフォン、タブレット
2.WEB出願システムに登録するメールアドレス
3.受検票を印刷するプリンター(コンビニエンスストアなどでの印刷も可)

すでに自宅にインターネット環境が整っている場合は問題ありませんが、日ごろインターネットを利用しないご家庭はネット環境を整えたり、必要があればパソコンやスマートフォンなどを新たに用意しましょう。

ここで簡単にWEB出願手続きの流れを紹介します。2024年度以降に公立高校を受検する方はしっかり確認しておきましょう。なお詳細な手続きについては、11月以降に公開される愛知県教育委員会 高等学校教育課 進路指導グループのWEBページを必ずご確認ください。

①WEB出願システムへの登録 WEB出願システムにアクセスし、ユーザー登録を行います。登録できたら各受検生に与えられるマイページにログインします。
②志望校への出願 マイページで出願先などの情報を登録します。登録した内容は出身中学校が確認・承認します。
③入学検定料の納付 出願情報が承認されたら入学検定料の納付を行います。納付完了後、出願先の高等学校が出願情報を受け付けます。
④受検票の交付・印刷 高等学校が出願を受け付けたら受検票が交付されます。受検生はWEB出願システム上の受検票を印刷して試験当日に持参します。
⑤学力検査・面接 出願した高校で学力検査や面接を受けます。
⑥合否結果の確認 高等学校が合格者を発表するとWEB出願システム上で合否の確認ができます。

2024年|愛知県の高校入試の出願方法について詳しくはこちら


【2024年度】愛知県の高校入試の日程

2024年度の愛知県公立高校入試は、それぞれ以下の日程で実施されます。ここでは全日制の主な選抜の日程のみ紹介しているため、海外帰国生や外国人生徒などの入試日程は愛知県教育委員会高等学校教育課のWEBページをご確認ください。

●連携型中高一貫教育校
日程 内容
1月22日(月) 出願登録開始
1月26日(金)  出願登録締切
1月30日(火)  面接など
1月31日(水)  合格者発表
●推薦選抜・特色選抜・全日制単位制の日程
日程 内容
1月25日(木) 出願登録開始
2月1日(木)  出願登録締切
2月6日(火)
※一部の高校は2月7日(水)に実施
 面接・検査
2月8日(木)  合格者発表
●一般選抜
日程 内容
2月6日(火)  出願登録開始
2月14日(水) 出願登録締切
2月15日(木) 志願変更期日
2月22日(木) 学力検査
2月26日(月)  Aグループ面接・特別検査
2月27日(火)  Bグループ面接・特別検査
3月8日(金) 合格者発表

公立高校入試は、連携型中高一貫教育校から始まり、推薦選抜・特色選抜・全日制単位制、一般選抜の順に実施されます。それぞれ合格者発表後に出願可能なスケジュールとなっているため、受検のチャンスは最大3回です。推薦選抜や特色選抜の後に一般選抜を受検することもできるので、推薦希望の場合でも学力検査の準備はしっかりしておきましょう


愛知県の高校入試の過去問

愛知県の公立高校入試の過去問は、「愛知全県模試」に掲載されています。最新の2023年度から過去10年分の全科目の過去問を公開しているので、一般選抜の受検を考えているなら必ず確認しておきましょう。科目ごとに試験問題と解答用紙、正答が載っており、過去問演習の教材として申し分ありません。

過去問演習は受験勉強の総仕上げとも言える特に重要な部分です。中学3年生の秋以降は何度も繰り返し過去問を解き、どの年度も満点を取れるくらいやり込みましょう。ちなみに各教科、学力検査点の満点は22点で、2023年度の平均点は以下の通りです。合格者平均点あたりがボーダーラインのため、本番ではこれより高い点数を目指しましょう。

教科 合格者平均点  受検者平均点
国語 14.9 14.8
数学 15.2 15.2
社会 11.7  11.5
理科 12.5 12.3
英語 12.8 12.7

引用元:愛知県教育委員会高等学校教育課(2)学力検査得点の平均点(全日制課程)


【2023年度】学科別の愛知県高校入試の平均倍率

2023年度は入試制度変更の影響もあり、2022年度以前と倍率の出方が異なっています。そのため、2024年度に受験予定の方は2022年度以前の倍率ではなく、2023年度の倍率を参考にしましょう。

●2023年度の学科別倍率一覧
学科(募集人員) 平均倍率
普通(学年制)(23,229) 1.94
普通(単位制)(338) 1.70
工業(3,015) 1.48
総合(2,019) 1.84
商業(1,611) 1.70
農業(687) 1.29
美術(26) 3.08
体育(37) 2.54
外国語(30) 2.23
国際関係(95)
2.20

普通科や総合科の平均倍率は約2倍、つまり志望校に合格できるのは受験者約2人に1人です。第一志望に合格できないことも十分あり得る倍率のため、入試対策は万全にする必要があるでしょう。

なお、全日制単位制である名古屋市立工芸高等学校 情報科・デザイン科は4.15倍など、公立高校の中にもかなり高倍率の学校がいくつかあります。進学先を決める際には最新の倍率をしっかり確認してください。各学校・学科の2023年度の倍率はこちらのページで確認できます。


愛知県の高校入試対策をするなら「京進の中学・高校受験TOPΣ」がおすすめ

一般選抜を受ける場合はもちろん、推薦選抜や特色選抜を受験する場合でも学力検査の準備は必要不可欠です。推薦選抜で不合格だった場合は一般選抜で再受験するため、学力検査を受けなければなりません。特色選抜でも学校によっては学力検査が実施されるため、基礎学力が求められます。
つまり、どの受験方法を選んでも学力検査の準備が必要です。学力検査の準備をはじめるなら、学習塾「京進の中学・高校受験TOPΣ」で効率的に学力を向上させましょう。ここでは「京進の中学・高校受験TOPΣ」をおすすめする3つの理由を解説します。

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学校の定期テスト前には学校のワーク中心の学習となり、万全の体制で定期テストに臨めます。定期テストの結果は内申点にも影響するので、徹底的に対策して高得点を狙うことで、結果として高校受験で有利になるのです。

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次々変わる入試制度に対応するなら「京進の中学・高校受験TOPΣ」へ

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