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高校受験直前の冬休みはどう過ごす?必要な勉強時間や過ごし方のポイントを解説

2023.01.02

高校受験に合格するためには、春から冬にいたるまですべての時期を大切に過ごす必要がありますが、なかでも受験前最後の長期休みである冬休み中の取り組み方は非常に重要です。限られた貴重な時間を、どのように活かすかが合否を分けると言っても過言ではないでしょう。

ですから、「高校受験生の子どもが冬休みをどのように過ごすべきかを知りたい」「計画的に冬休みのスケジュールを立てさせたい」といった思いを持っている保護者の方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、冬休みの過ごし方のポイントや、必要な勉強時間・勉強法などを解説します。冬休みを有効活用したいと考えている方はぜひ最後まで読み進めてください。

◆本記事の目次

高校受験に必要な冬休みの勉強時間

高校受験に必要な冬休みの一日の勉強時間は、おおよそ8時間です。毎日8時間は勉強時間を確保し、最低でも5時間は勉強するようにしましょう。冬休みは約2週間と夏休みとくらべて短い長期休みです。そのため、勉強時間の密度を濃くする必要があります。


冬休みの過ごし方のポイント

体調管理に気をつける、苦手科目をなくすなど、冬休みを過ごす上では重要なポイントがいくつかあります。そのひとつひとつを意識することで、より有意義な冬休みが過ごせるでしょう。

ここからは、冬休みの過ごし方のポイントを4点解説します。

●体調管理に気をつける

冬休みの過ごし方でまず気をつけるべきことは、体調管理です。冬休みは風邪やインフルエンザが流行する時期ですし、体調管理に細心の注意を払いましょう。もちろん、新型コロナウイルス感染にも充分注意する必要があります。基本的なことではありますが、外出する際にはマスクを着用し、こまめなアルコール消毒、手洗い、うがいを徹底しましょう。

体調を崩してしまったときは、治すことが最優先です。無理して勉強しても、症状が悪化し結果として勉強時間が短くなってしまいます。焦らず症状の回復を待ちましょう

●過去問を繰り返し解く

過去問を繰り返し解くことも冬休みの重要な過ごし方です。志望校の過去問を解く、模試を何回も受けるなど、出題傾向に慣れるための取り組みに時間を割きましょう。公立高校はそれぞれの都道府県で共通の問題、私立高校は学校ごとに異なる問題が出題されるため、志望校に合わせて過去問を解くことが重要です。

●苦手科目・分野をなくす

中学3年生の冬休みは、得意科目・分野を伸ばすというよりも、苦手な科目・分野をなくすことに重点を置きましょう。自分自身の苦手を発見し、克服する期間として捉え、苦手教科や苦手分野の問題を徹底的に解き、受験本番までに弱点をなくしておくことが大切です。

苦手科目・分野の存在は高校受験失敗の致命傷になり得ます。問題を繰り返し解く、冬期講習で集中的に鍛えるなどの取り組みが対策として有効です

●規則正しい生活を送る

規則正しい生活を送ることも、冬休みの過ごし方として重要なポイントです。気が緩みやすい長期休みではありますが、生活リズムを崩さずに、ダラダラした生活を送らないよう心がけましょう。

具体的には、早寝早起きを徹底し生活習慣を変えないことをおすすめします。年末年始は家族や親族などが集まり、普段よりも美味しいものを食べる機会も多くなりがちです。しかし、夜更かしや暴飲暴食は体調不良の原因となるので、年末年始といえども避けましょう。


冬休みの勉強計画の立て方

受験に向けて重要な冬休みですが、どのように学習計画を立てるべきかに悩んでいる方もいるでしょう。しっかり計画を立てることで、学習効率は何倍も変わってきます。

ここからは、冬休みの勉強計画の立て方を3STEPに分けて紹介します

●STEP1:冬休みの目標を決める

冬休みの勉強計画を立てる上でまずやるべきことは、冬休み中に達成すべき目標を決めることです。その際には「英語の長文読解を得意にする」「数学の応用問題を一通り解けるようにする」「英単語を多く暗記する」など、できるだけ具体的な目標を立てるようにしましょう。

目標が決まっていないと、どのように勉強すべきかが明確になりません。やみくもに勉強していても成績は伸びづらく、志望校合格が遠くなるため、冬休みが始まる前に必ず目標を決めましょう。

●STEP2:冬休み中に勉強できる時間・日数・期間を明確にする

目標を決めた後には、冬休み中に勉強できる時間・日数・期間を明確にしましょう。冬休み中に勉強できる時間を一日ごとに計算し、何時間使えるのかを正確に割り出すと、予定が立てやすくなります。

時間を割り出したら、「苦手科目をなくすため、問題集を1冊解ききる」「英語の長文読解に集中的に取り組む」など冬休み中にやるべきことをひとつひとつ明確化していきましょう。その際には紙に書き出すなどして、やるべきことを余すことなくピックアップすることをおすすめします。

●STEP3:具体的なスケジュールを立てる

最後に、決まった目標と割ける時間を参考としながら、具体的なスケジュールを日ごとに立てていきましょう。もちろん、突発的な事情で立てたスケジュールがずれる可能性も充分に考えられます。イレギュラーで計画がずれても問題がないよう、週に1日を目安として調整日を入れておくと慌ててスケジュール変更をする必要がなくなります。


冬休みの過ごし方の注意点

受験直前といえども、長期休みはどことなく気が緩みがちなものです。特に冬休みは、クリスマスや年末年始を含んでいるため、その傾向も顕著でしょう。

そこでここからは、冬休みの過ごし方の注意点を2点解説します。冬休みの取り組みの参考としてください。

●勉強しない日をつくらない

冬休みの過ごし方として気をつけたいことは、勉強しない日をつくらないことです。何かとイベントが多い冬休みですが気を抜くことなく、たとえ少しであっても勉強する時間を取るよう心がけましょう。

「1日だけなら問題ないだろう」と考える人もいますが、1日休むだけでサボりぐせがついてしまう可能性があります。大晦日や元日であっても1時間、10分でもいいので机に向かうようにしましょう。

●塾・冬期講習での勉強だけで満足しない

冬休みの時間は貴重なので、塾や冬期講習での勉強だけで満足しないよう自分を戒めることも大切です。塾や冬期講習で勉強すると、気分的に「十分やった」と思いがちですが、その思いが気の緩みにつながります。

冬休み期間であっても、家での復習や先生との打ち合わせを欠かさないようにしましょう。塾や冬期講習での学びは画一的で全員同じ内容であるため、弱点を補強するために自分に必要な科目・分野の勉強は自分で重点的に行う必要があります。


京進の中学・高校受験TOPΣは受験直前の中学生をサポートします

京進の中学・高校受験TOPΣは、高校受験合格を目指す生徒のサポートを丁寧に行っている学習塾です。生徒ひとりひとりの個性を活かす取り組みを大切にし、合格率を高めるためにさまざまな指導を行っています。

ここからは、京進の中学・高校受験TOPΣの特徴を4点解説します。

●レベル別の学びでひとりひとりに合った指導を行う

京進の中学・高校受験TOPΣは、生徒ひとりひとりのレベルに合わせた指導を行っています。受験勉強において大切なことは、基礎・基本分野をくり返し学習することです。まずは基礎の定着を図っていきましょう。

基礎力が身についたら応用的な学習へ移行します。その際も、それぞれの理解度に応じて無理なく学びを進めていくためご安心ください。

●定期的なテスト・模試の実施

理解度を深めるための週実テストや実力テスト、各種模試を定期的に実施している点も京進の中学・高校受験TOPΣの特徴です。また、実力アップ・弱点発見に役立つ「合格判定テスト」「統一テスト」を行い、さらに対象となる一部の学校については「志望校別模試」を実施しています。

いつでも生徒が現段階の実力を把握できるように工夫しており、適切な勉強スケジュールを立てられるようにしている点も特徴の一つです。

●正月特訓で受験前の最終追い込み

京進の中学・高校受験TOPΣでは、受験前の中3を対象として正月特訓を行っています。正月特訓とは、1日1教科を8時間集中的に学ぶ短期特訓です。入試直前に集中して1教科を学ぶことで、効率的に実力を高めていけます。

教科を徹底学習し、入試本番への準備を整えるために有益な時間です。冬休みにどれだけ自らを追い込めるかが合格への鍵と言えるでしょう。

●生徒の個性を重んじた指導

京進の中学・高校受験TOPΣは完全担任制であるため、受験直前の生徒それぞれに合わせた学びを行えます。生徒の個別質問にも対応しているため、わからない点があってもすぐに解決できるでしょう。

さらに、生徒のモチベーションを高めるために「スマイルカード」「ほめカ(ほめるカード)」を導入しています。勉強をつらいものだと認識してしまうと、なかなか効率も上がっていきません。生徒の個性を引き出し、できたことをほめてあげる取り組みが何よりも重要です。


合格可能性を高めるために冬休みを大切に過ごしましょう

高校受験を控えた中学3年生にとって、正念場となるのが冬休みです。どのように冬休みを過ごすかによって、志望校の合否が左右されるでしょう。綿密にスケジュールを立て、効率的に学びを進めていくための工夫が大切です。

京進の中学・高校受験TOPΣでは、生徒ひとりひとりの合格可能性を高めるために、冬休みの過ごし方についても丁寧に指導をしています。正月特訓を始め、講習やテスト、模試などを受けられる体制も整えていますので、合格に向かって真剣に取り組んでいきたい方はぜひお問合わせください。