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大学受験に向けた勉強時間の目安│時間確保のコツや注意点は?

2023.01.03

大学受験を見据えて勉強する上で、勉強時間の確保は大切です。志望大学に合格するためにどれくらい勉強すればよいのかと考えている人は、この記事で大学受験に向けた勉強時間の目安を把握しておきましょう。

ほかにも、勉強時間を増やすコツや勉強時間確保の注意点について解説しています。勉強時間の目安は学年ごとに紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

◆本記事の目次

【学年別】大学受験に向けた理想の勉強時間とは?

大学受験に向けて、勉強時間はある程度確保する必要があります。学年ごとに理想の勉強時間をまとめたので参考にしてください。

● 高校1年生の理想的な勉強時間

中学生から高校生になりたての高校1年生は、まず勉強の習慣をつけるとよいでしょう。平日1~2時間、休日2時間程度の勉強時間を確保するのが理想です。
高校1年生は受験のために勉強するのではなく、勉強する習慣をつけることと、予習・復習を中心に基礎を固めることを意識して取り組みます。基礎を固めることで、成績も向上するでしょう。

遊ぶ予定があっても、1日のうちのどこかで勉強する時間を作るイメージを持っておいてください。苦手科目を作らないように、まんべんなく取り組みましょう。

●高校2年生の理想の勉強時間

高校2年生は受験に向けてより基礎固めをしていくことが必要です。勉強時間は高校1年生のときより増やして、平日2〜3時間、休日は4〜5時間を目安にしてください。

定期テスト対策を万全に行いながら基礎をしっかり固めておくと、3年生になったとき難易度の高い問題や過去問が解きやすくなります。基礎的な参考書や問題集を1冊完璧にするなど、授業で扱った範囲を何度も復習して理解することが大切です。

高校2年生の3学期は「受験生0学期」とも呼ばれる時期なので、受験期に向けての意識をより高めていきましょう。

●高校3年生の理想の勉強時間

「受験生」である高校3年生は、本格的に大学受験対策をしていく必要があります。志望大学が国公立大学、私立大学にかかわらず平日は3時間以上、休日は8時間前後の勉強時間が目標です。

夏休み中までの1学期に3年間の総復習をして、2学期や冬休みは過去問や模試、共通テストなどの入試問題にチャレンジするイメージを持ちましょう。


大学受験のための勉強時間を増やすコツ

高校生は部活で忙しかったり疲れてしまったりなど、勉強時間を増やすのに苦労する人もいるのではないでしょうか。

大学受験のための勉強時間は、工夫して効率的に増やしていく必要があります。勉強時間を増やすコツを具体的に説明しているので、できそうなものから取り組んでみてください。

●1日のスケジュールをルーティン化する

勉強を行うスケジュールを固定化しておくことで、いつから勉強を始めるか決める時間を短縮できます。「あと10分たったら勉強しよう」といって、勉強を始める時間を先延ばしにすることへの予防にもつながるのでおすすめです。

まずは、自分がいつも行っている1日の生活スケジュールを書き出してみてください。部活が終わって家に着く時間など、いつから勉強できそうかを確認します。その後、自分で毎日の学習計画を立ててみましょう。
1日の勉強が終わったら、学習内容を記録して学習管理につなげていきます。

●スキマ時間を有効活用する

まとまった時間が取れない場合には、スキマ時間を活用して短時間の勉強を繰り返すことが大切です。例えば、通学時間や寝る前の時間を活用します。

電車で通学する場合など、ついついスマホを見てしまう人が多いとは思いますが、単語帳などを見て暗記の時間に充てるとよいでしょう。寝る前にも英語の単語・熟語などの暗記の勉強をすると、記憶の定着に効果的です。

●勉強する環境を整えておく

誘惑になるものを目に入るところに置かないようにしましょう。スマホの誘惑を撃退するためには、勉強する時間は親に預けたり、スマホをロックして使えなくするアプリを利用したりする方法があります。
SNSなどのアプリは利用時間を制限しておくとよいでしょう。机には勉強道具以外、何も置かないのが理想です。

●午前と午後で違う科目を勉強する

午前と午後で違う科目を勉強すると頭のリフレッシュになり、集中して取り組みやすくなります。頭がさえている午前は問題演習や過去問を解き、脳が疲れてくる午後は暗記系の科目を勉強するとよいでしょう。

一日中同じ科目を勉強するより、いろいろな単元を回していく勉強方法は、脳科学の面からも有効です。


大学受験のために勉強時間を確保するときの注意点

大学受験の勉強時間はあくまでも目安であり、だらだらと長時間勉強しても意味がありません。大学受験のために勉強時間を確保するときの注意点を説明します。

●長時間勉強することを目的にしない

休憩も入れず長時間勉強していると、疲れてしまい勉強内容が頭に入っていないことがあります。1時間勉強したら5分休むなどを心がけてください。勉強時間の確保はもちろん大事ですが、質を高めるためにもメリハリが大切です。

集中力の低下を感じた場合も休憩をしましょう。コーヒーを飲む、散歩をする、仮眠を取るなど気分転換する手段を決めておくとよいです。

●食事や睡眠を疎かにしない

勉強時間を優先するあまり食事や睡眠を疎かにして、体調を崩してしまったら元も子もありません。栄養バランスの良い食事と8時間前後の睡眠を取るように心がけましょう。

記憶は寝ている間に定着するので、テストや受験のために睡眠は必要です。睡眠不足は集中力低下にもつながり、勉強のパフォーマンスも悪くなります。

●無理なく継続できる勉強時間を設定する

受験勉強は毎日行うことが大事なので、無理なく継続できる時間の設定は重要です。毎日勉強するとしたら、何時間勉強できそうか自分で計算してみてください。

毎日10時間、12時間勉強しようとしても続けるのはなかなか難しいでしょう。それより1日3時間でも、毎日継続するほうが理想的です。勉強は、何度も繰り返すことによって頭に知識が定着していきます。


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今回は、大学受験をする上での勉強時間の目安を紹介しました。目安は学年によって異なりますが、共通するのは毎日勉強する習慣をつけるということです。

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