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受験生の親がやってはいけない接し方や子どもにできる4つのこと

2023.01.24

受験生の子どもを持つ保護者のなかには、どのように子どもや受験と向き合っていくか悩んでいる方がいるかもしれません。子どものモチベーションを維持するためには、保護者のサポートが何よりも大切です。

そこでこの記事では、受験生の親が避けるべき子どもへの接し方や受験生の親ができることなどを解説します。受験生をお持ちの保護者の方は、ぜひ最後まで読み進めてください。

◆本記事の目次

受験生の親が避けるべき子どもへの接し方

受験生の子どもを持つ保護者は、日々の生活のなかでの子どもとの接し方が非常に大切です。ここからは、受験生の親が避けるべき子どもへの接し方を5つ解説します。

●過干渉になってしまう

受験生の子どもに過度なプレッシャーをかけず、リラックスして受験勉強に励んでもらうためにも、できる限り過干渉や口出しは避けましょう。具体的な過干渉の例としては、下記が挙げられます。

・勉強している時に話しかける
・勝手に参考書、問題集を買ってくる

こういった接し方をすると、子どもの勉強ペースが崩れます。学習環境を乱すことはストレスになるため避けるのが賢明でしょう。

●子どもの受験に無関心すぎる

子どもの受験に対して無関心であることも、親としては褒められた接し方ではありません。確かに、過度に勉強を押しつけたりプレッシャーをかけたりするのは、子どものモチベーションを下げる結果につながるでしょう。

しかし、あまりに無関心では、子どもは「親は自分の進路に興味がないのではないか」と心配します。この状態が続くと子どもが不安になってしまうため、適度に声かけを行いましょう。バランスの取れた接し方が大切です。

●他人と比較する

受験生に兄弟姉妹がいる場合には、ついつい「兄のほうが熱心に勉強している」「妹は要領がいいので見習ったらどう?」など、比較をしてしまうことがあります。しかし、子どもはひとりひとり特性や性格、勉強への向き合い方、得意不得意が異なるものです。

親からすると子どもを発奮させ、モチベーションにつながると思っての行動かもしれませんが、子どもにとってはストレスでしかありません。同じように、友人の成績と比較するのも望ましくはないでしょう。

周囲との比較をするのではなく、目の前の子どもの状態を見極めた上で言葉をかけてあげることをおすすめします。

●不安やプレッシャーを感じさせる言葉をかける

不安やプレッシャーを感じさせる言葉を子どもにかけるのも、受験期にはよくありません。

子ども本人よりも親のほうがやきもきしてしまい、「このままで大丈夫なの?」「浪人は絶対に無理」といった言葉をかけてしまうこともあるでしょうが、こういった言葉は子どもの不安を煽り、プレッシャーをかけるだけです。

子どもに対してはできる限りポジティブな言葉をかけ、やる気や安心感を引き出してあげましょう。

●お金に関する愚痴を子どもに話す

受験生の親が避けるべき行動としては、お金に関する愚痴を子どもに話すことも挙げられます。

受験にあたっては、受験料や入学金、塾代など何かとお金がかかりがちなのは確かです。しかし、お金に関することは子どもに話しても解決できません。お金に関する話題はプレッシャーにもなるので、子どもの前では避けましょう。

もし経済的な余裕がなければ、愚痴ではなく真剣な話として、進路を子どもと話し合う機会を設けることをおすすめします。


受験生の親ができる4つのこと

受験生本人とは異なり、保護者は直接受験勉強をすることはありません。しかし、健康面でのサポートや見守る家族のマインドの管理など、保護者にしかできないことも数多くあるのです。

ここからは、受験生の親ができる具体的な取り組みを4つ解説します。

●健康面でサポートする

受験生の親ができることの一つは、健康面から子どものサポートを行うことです。具体的な例としては、栄養バランスの整った食事を作る、子どもの生活リズムを整えるなどが挙げられるでしょう。

また、風邪など病気にかからないようにするための配慮も重要です。受験生本人だけではなく、心配をかけて勉強の邪魔をしないためにも、家族全員が病気にかからないよう気をつけましょう。

●日頃からポジティブに過ごす

日頃からポジティブな姿勢で過ごすと、子どもへの励ましになります。子どものネガティブな部分に目を向けていくのではなく、どこまでもポジティブな態度で接していきましょう。

そのために、子どもががんばったことなどがあれば、そのことを会話のなかでしっかりと褒めてあげることをおすすめします。その他にも、応援する、励ます、などひとつひとつの行動が子どもの後押しになるよう心がけましょう。

●大学受験に関する基本的な知識を身につける

大学受験に関する基本的な知識を身につけておくことも、保護者として大切な取り組みです。志望大学への出願方法や受験費用、合否判定の仕組みなど受験情報についてはあらかじめ入念に調べておきましょう。

試験の時期が近づいたら受験する大学の試験日程も調べておき、子どもが万全の状態で受験に臨めるよう用意しておくことも重要です。

●普段と変わらずに接する

受験当日が近づくにつれて、子どもも保護者も徐々に緊張が高まっていくでしょう。しかし、受験だからといって、特別な行動を取る必要はありません。

リラックスして受験勉強するためにも、普段通りの雰囲気を作ることが重要です。特別なことをすると子どもがかえって緊張することもあるため、なるべくいつもと同じ生活を意識しましょう。


受験生の親が持つよくある悩み

「子どもが勉強に集中していないのではないか」「生活リズムが崩れているのではないか」など、受験生を持つ保護者が持つ悩みは数多くあります。ここからは、受験生の親が持つよくある悩みとその解決法を3つ紹介しますので、ぜひ参考としてください。

【悩み1】子どもがゲームや漫画、スマホばかりで受験が大丈夫か不安

受験生の親が持つ悩みとして大きいのは、子どもが勉強に集中しているかが不安ということでしょう。ゲームや漫画、スマホなど子どもの集中力を削ぐものは数多くあります。干渉しすぎるのはよくないとわかっていても、ついつい気になってしまうものです。

子どもが娯楽に熱中しているようすがみられた際には、なぜゲームや漫画、スマホを見ているか観察してみましょう。遊んでいるようにみえても、勉強の一環としてスマホでYouTubeを見ていることもあります。

また、リフレッシュのために一時的に気晴らししている場合があるので、頭ごなしに否定しないよう気をつけましょう。

【悩み2】起床時間が遅く、受験当日も同じようにならないか心配

子どもの起床時間が遅いと、保護者としては「生活リズムが乱れているのではないか」と心配になるでしょう。休みの日にあまりにも遅い時間に起きるようであれば、受験当日のスケジュールに合わせた時間に起きるよう声かけすることをおすすめします。

ただし、あまり口うるさく言うとかえってストレスとなるため、ある程度は子どもに任せて見守る姿勢も大切です。

【悩み3】志望校について教えてくれない

志望校について子どもがまったく教えてくれないというのも、受験生を持つ保護者のよくある悩みです。自身の受験に関してあまり話してくれない子どももいますが、本人の気持ちを尊重してあげる姿勢が大切です。

もちろん、出願のタイミングが近づいてきたら、受験費用や入学金などで情報が必要だということを丁寧に伝え、話し合う時間を持つようにしましょう。


受験生の親として子どものサポートを進めていきましょう。

子どもが集中して受験勉強に取り組むためには、保護者の協力が何よりも大切です。親子二人三脚で合格を目指していけるよう、日頃から心身のサポートを続けていきましょう。

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