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中学受験で重要な算数の勉強法|苦手を克服して得点アップを目指そう

2023.03.22

中学受験に向けて算数の成績を上げたいけど、勉強方法がわからずお困りではありませんか? 思考力や表現力が必要な算数は覚えるだけで解けるとはいかず、解き方や考え方を理解する必要があります。
ですが、基本的な解き方を覚えて活用できるようになれば、暗記科目ほど時間をかけずに成績アップできるのが算数の特徴です。

この記事では、中学受験の算数で高得点を狙う勉強方法を解説します。
さらに、中学受験によく出る問題と対策も紹介するので、志望校合格を目指す受験生・保護者の方はぜひ参考にしてください。

◆本記事の目次

中学受験で出題される算数の問題を解くために必要な力

中学受験の算数は、小学校で習う内容以外を発展した形で出題されます。そのため、小学校の授業を受けているだけでは、中学受験対策としては不十分です。

中学入試で合格するには、小学校よりもハイレベルな勉強が必要になるため、教科書レベルの問題に加えて応用問題にも対応できるよう準備しておきましょう。

まずは、中学受験で出題される算数の問題を解くために必要な力を紹介します。事前に把握しておくことで効率的に受験勉強を進められるでしょう。

●計算力

中学受験の算数で好成績を残すには、計算力が欠かせません。計算力は算数や数学の基礎となるため、ケアレスミスなく計算できる力を身につけておく必要があります。基礎となる計算力がなければ、応用問題で確実に得点することはできません。

毎日の積み重ねで計算力を身につけ、分数や小数の計算も自信を持って解けるようにしておきましょう。0.125=1/8、0.25=1/4など、よく出題される小数や分数は暗記しておくのもおすすめです。3.14×〇の計算や平方数(11×11、12×12、…)、等差数列の和の求め方なども覚えておくとよいでしょう。速く正確に計算ができると試験中に時間的な余裕が生まれ、落ち着いて問題にチャレンジできます。

●思考力

中学受験の算数では、答えを導き出すための思考力が必要になります。初めて見る問題に対して、情報を整理し、法則を見つけ、答えを導き出す力です。どんなに難しく見える問題でも、基本的な解法を正しく組み合わせれば答えにたどり着きます。入試問題を解くためには、基本的な公式や解法を習得していることはもちろん、どの解法を使えばよいかを判断する力が必要なのです。

正答を導き出すための解き方のパターンは一種類とは限りません。柔軟に考えることで答えにたどり着くこともあるでしょう。参考書や過去問を通して、より多くの解き方や考え方を身につけることが大切です。

●表現力

表現力も中学受験の算数で高得点を取るために必要です。算数には、解答を導き出すまでの途中式も評価の対象となる問題があります。そのような問題では、答えが正解でも途中式が間違っていると、減点されるでしょう。また、途中式がほとんど正解でも、採点者に伝わらなければ正解と認められない場合があります。

算数の試験では答えを導き出すまでの過程を明確に伝えられるよう、表現力を鍛えておくことが大切です。「なぜそのようなことがいえるのか」「なぜその解き方を選んだのか」など、論理的に考える姿勢を持って日々学習することで、思考の過程を説明する力が身につきます。たくさんの思考の積み重ねは、初めて見る問題に対しても適切な解法を選ぶ力にもなるでしょう。


中学受験の算数で高得点を狙うための勉強方法

中学校の受験に合格するには各教科の勉強が必要となり、より効率的な勉強が求められます。やみくもに受験勉強を始めると、本番までに試験範囲の対策が終わらず、思うような結果が出せないかもしれません。

そこでここからは、算数で高得点を狙うための効率的な勉強法を紹介します。算数の勉強法で悩んでいる方や効率的な勉強法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

●問題は解法が定着するまで繰り返し解く

中学受験の算数で高得点を狙うためには、理解できるまで繰り返し問題を解く勉強法がおすすめです。解法を理解したら、似た問題を繰り返し解き、解法の手順を手が覚えるまで演習します。

反復練習で繰り返し問題を解くと、使うべき公式や解法が自然と身につき、解法の選択肢を増やすことができます。そのため複数の問題集を使うよりも、良問が載った問題集を選び、一つの問題集を何度も繰り返し解くとよいでしょう。

●途中式や図はノートにすべて書き残す習慣をつける

途中式や図を書き残す習慣が身につけば、記述問題にも対応することができます。記述問題では、解答できても途中式がなければ減点対象です。入試問題の配点によっては、途中式がないだけで大きく減点される場合もあります。入試のときだけ途中式を書こうと思っても、一部が抜けたり、間違えたりするでしょう。

そのため、普段から考える途中で使用した式や図、表は消さずに残すことが大切です。さらに「なぜその式になったのか」など、式の理由を書いておくと復習の際に役立つためおすすめです。

●間違えた問題を中心に復習する

中学受験の算数で高得点を取るには、間違えた問題を中心に復習し、正しい解法を理解しておくことが大切です。特に苦手意識がある問題や単元は、根本的に解き方が理解できていない場合があります。普段の宿題や各種模試で間違えた問題は復習する習慣をつけましょう。自分の力で解けないときは、解説を見ながら解き、そのあと、自分の力で解けるか確認するという復習法がおすすめです。

また、復習によって苦手な範囲を把握したら、間違いの原因を明確にして、正しい解き方を理解しましょう。苦手な範囲を中心に勉強することで効率的に学力が向上し、中学受験合格に近づきますよ。


【中学受験でよく出る】苦手な子どもが多い算数の単元

中学受験の算数で出題されやすい問題は、合否を左右するため真っ先に対策するのがおすすめです。「図形」「割合・比」「場合の数」「速さ」が比較的出題されやすいので、優先的に勉強しておきましょう。

ここでは、中学受験で出題されやすい「図形」「割合・比」「場合の数」「速さ」の4つの単元を紹介します。この4つの単元は、苦手意識を持つ小学生が多い傾向にあります。そのため、しっかり対策してマスターしておけば、ライバルに差をつけることができ合格しやすくなるでしょう。

●図形

中学受験の算数では、平面図形の角度・長さ・面積、立体図形の表面積、体積を求める問題などが出題されます。これらを解くためには、まずは公式を覚え、よく出題される形(合同や相似など)をいつでも描き出せるよう記憶することが大切です。立体図形は見取り図と投影図の書きかえなど、平面に落とし込んだ図を描くことや、回転体の形を正しく理解できるようにすることが得点アップの鍵です。

基礎問題を繰り返すことで、さまざまな出題パターンに触れ、補助線の引き方や図形のとらえ方が自然と身につきます。問題集で復習する際には、図形をノートに書き写しながら解くと理解しやすくなるのでおすすめです。

●割合・比

割合・比の単元も中学受験に出題されやすく、小学生が苦手意識を持ちやすい単元の一つです。

割合は「食塩水の濃度」に関する問題に加えて、仕入価格や利益などを求める「売買損益」の問題などが多く出題されます。公式を覚えるだけではなく、割合の意味や考え方を正しく理解しておきましょう。

比は平面図形の相似や速さなどでも用いられ、比を用いて解く問題は入試問題の半数近くを占めます。比の表し方には「比例式」や「面積図」など、さまざまな表し方があります。さらに、解き方が同じ問題でも、問題文の言い回しが変わるだけで難しく感じることがあります。公式や図を使いこなし、さまざまなパターンに触れておくことが大切です。

●速さ

中学受験の入試問題でよく出題される分野の一つです。2人以上の「出会い」や「追いかけ」がおこる旅人算がよく出題されます。比を組み合わせた速さの問題が出題されることも珍しくありません。

問題文の状況を図やダイヤグラムに表して整理することが速さの問題を解くコツです。数字だけではなく、目で見て理解しやすい形に問題を表すことでぐっと解きやすくなります。

●場合の数

場合の数も、中学受験に出題されやすい単元です。場合の数とは「サイコロの目の出方」や「カードの並べ方」が何通りあるかといった問題です。これらの問題は出題されやすいため、基礎となる解き方を理解しておきましょう。

慣れるまでは頭の中でイメージするのが難しいので、樹形図や表を描いてみることが大切です。樹形図や表を描くことで、場合の数を実際に確認しながら解答できます。
樹形図を描いて、和の法則、積の法則、順列・組み合わせの公式の理解も深めましょう。


中学受験の算数で得点アップを目指すなら「京進の中学・高校受験TOPΣ」にご相談を

一人で勉強するのが難しい場合には、学習塾「京進の中学・高校受験TOPΣ」を利用するのがおすすめです。やる気を引き出す指導法を取り入れている「京進の中学・高校受験TOPΣ」なら、無理なく中学受験対策を行えるでしょう。
ここからは、「京進の中学・高校受験TOPΣ」の3つの魅力を紹介します。

●褒める指導でやる気を引き出す

褒める指導を取り入れる「京進の中学・高校受験TOPΣ」なら、中学受験まで無理なく勉強を続けられるでしょう。褒める指導は脳科学の理論に基づいており、小さな達成を大きな喜びとして共感し合うことで、わかる喜びやできる自信、考える楽しみを持ちながら日々の学習に取り組めます。

特に算数は、間違いを恐れずに問題を解く姿勢が重要です。間違えても怒られない雰囲気が整った「京進の中学・高校受験TOPΣ」なら、苦手な問題にも積極的に挑戦し、短期間でレベルアップできるでしょう。

●確実にできる問題を増やす

確実にできる問題を増やすために「京進の中学・高校受験TOPΣ」では、「週実テスト」と「循環発展学習法」という学習システムを導入しています。

1週間で学習した単元の確認として「週実テスト」を実施し、合格ラインに達するまで再テストを行うことで、学習単元が確実に身につくのです。単元学習と週実テストを4週間実施したら、5週目には1〜4週目の学習内容を復習する「循環発展学習法」となっています。

「週実テスト」と「循環発展学習法」を繰り返すことで、学習内容を完全に定着させるカリキュラムとなっているのです。

●脳科学に基づくオリジナルの学習メソッドで指導する

京進の中学・高校受験TOPΣ」の学習は脳科学に基づくオリジナル学習メソッドにより、学習習慣が定着しやすくなっています。脳科学の効果を最大限に発揮するため「リーチング学習手帳」を使用し、勉強する目的や意味を明確に設定。

さらに、学習計画とルーティン行動を日々チェックすることで、やる気がないときでも机に向かうことが習慣化できるようになります。机でルーティンをこなしているうちにやる気になり、無理なく勉強をスタート。習慣化の仕組みが整っている「京進の中学・高校受験TOPΣ」なら、入試までの限られた時間で効率的に勉強できます。


中学受験の算数対策には学習習慣が重要!

中学受験までに算数の成績を上げるには、まず学習習慣を身につけることから始めましょう。小学5年生や6年生でも、自分一人で毎日勉強するのは簡単ではありません。特に思考力が必要な算数は苦手意識を持ちやすいため、保護者の方がフォローしてあげることが大切です。

保護者の方が協力すると、家庭学習の効率アップが期待できるものの、常に子どもの勉強に付き合うのは難しいでしょう。そんなときには、学習塾「京進の中学・高校受験TOPΣ」にご相談ください。脳科学に基づく学習メソッドで学習を習慣化し、中学受験に向けて効率的に学習できます。「京進の中学・高校受験TOPΣ」は無料の体験授業や校舎見学、資料請求に対応しているので、気軽にお問合せください。

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