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ケアレスミスの原因と対策|うっかり間違いを減らすポイントとは

2023.04.05

「実力は徐々に上がっているが、解けたはずの問題で得点できない」
「ケアレスミスを減らす方法を知りたい」

このような考えや悩みを持っている受験生や保護者の方もいるでしょう。ケアレスミスとは、注意していれば防げたはずの間違いや失敗を指す言葉です。ケアレスミスの例としては、下記が挙げられます。

・ 数学:単位のつけ忘れ、計算ミスなど
・ 英語:「a」「an」「s」のつけ忘れなど
・ 不注意で解答欄を勘違いしての転記ミス

この記事では、ケアレスミスが起こる原因やケアレスミスを減らすための対策方法を解説します。成績を伸ばしたい方は、ぜひ参考にしてください。

◆本記事の目次

ケアレスミスが起こる原因

基礎的な知識がないため問題が解けない、応用問題を解く力が養われていないといったケースとは異なり、ケアレスミスは問題を解く力がありながら間違えてしまうものです。

ケアレスミスはなぜ起こるのか。ここからは、考えられる4つの原因を解説します。

●気持ちに余裕がない

ケアレスミスが起こる原因の一つは、問題を解く際に気持ちに余裕がないためです。

試験で時間配分を誤ったため解答が間に合わないなど、気持ちに余裕がなくなると集中力が低下し、普段通りの解答ができず、ケアレスミスにつながります。

●ミスをしないと思い込んでいる

失敗をしないと思い込んでいると、かえってケアレスミスを引き起こしやすくなります。問題を解き終わった後に見直しをするとしても、解答が合っている前提で見直しをしていてはミスに気づきにくいです。

ケアレスミスを防ぐためには、「自分は間違っていない」といった過信や慢心を捨て、「なにかしら間違いをしているかもしれない」という意識を持ちましょう。

●字が読みづらい

ケアレスミスが起こる原因としては、字の読みづらさも挙げられます。

字が汚いと、見直しの際に自分で書いた字を読み間違えることもあるでしょう。たとえば、計算式に「1」と書いたつもりが「7」に見えると、見直しの際に混乱し、確かめるために問題を解き直すといった時間ロスが起こるかもしれません。このように、字が汚いと見直しがしにくいため、ミスのリスクが上がります。

●体調が万全ではない

体調が万全ではないときも、ケアレスミスは発生しやすいです。睡眠不足や体調不良など、調子が万全でないと注意力や集中力が低下してしまいます。

注意力が低下すると、問題を解くことに集中できず、簡単な問題でもケアレスミスが起こってしまうのです。


ケアレスミスを減らすための対策

ケアレスミスは、見直しや自分のミスの傾向を分析することによって十分に防げます。あらかじめケアレスミスを減らすための対策を知っておくことで、ミスを減らせるでしょう。

ここからは、ケアレスミスを減らすための対策を5つ解説します。

●自分がよくしてしまうミスの内容を分析する

ケアレスミスを減らすための対策としてまずすることは、自分がしてしまいがちなミスは何かを分析することです。

演習問題を解いた後やテストが返ってきた際は、間違えた問題の直しを必ず行いましょう。そのうえで、間違えた箇所は実力不足によって間違えたのか、ケアレスミスによって間違えたのかを分類することが大切です。

ケアレスミスを見つけたら、なぜそのミスが起きたのかを自分なりに考えましょう。間違い方のパターンを掴めれば、再発防止に活かせます。

●問題文の重要な言葉や数字に印をつける

問題文の重要な言葉や数字に印をつけることも、ケアレスミス対策として有効です。

問題文の中には「どのように解答するか」の指示が書かれています。たとえば、「選択肢から正しいものを選びなさい」「このときの登場人物の気持ちを書きなさい」などです。

「正しいもの」や「登場人物の気持ち」といった答え方の重要な部分に線を引いたり、丸で囲んだりすることでケアレスミス防止につながります。

●字を丁寧に書く

見直しの際に見間違いを防ぐためにも、解答は丁寧な文字で書きましょう。

字が雑に書かれていると、見直し時に「なんて書いているのかわからない」という状況になる場合があります。また、採点される際に「字が汚いことで、意図しない解答に解釈されてしまった」といった事柄が発生する可能性もあるでしょう。

見直しのタイムロスを減らしたり、誤った読み方をされたりしないためにも、できる限り字は丁寧に書くことをおすすめします。

●途中式や考えの過程を残しておく

算数や数学、理科、社会などで計算問題を解く際には、途中式や考えの過程を残しておくのがおすすめです。途中式や考えの過程を解答欄や解答用紙の余白にメモすることで、視覚的に問題と解答を確認できるようになるでしょう。

また、どのような考えで解答を導き出したのかが明確になることで、見直し時、うっかりミスに気づきやすくなります。後から「どうしてこの解答にいたったのか」がわからなくなることを避けるためにも、途中式は残すよう習慣づけましょう。

●見直しをする

ケアレスミスを減らすために最も大切なことであり、必ずやるべきことは「見直し」です。

ケアレスミスは、問題を一生懸命解いているときに起こるミスです。そのため、一度問題を解き終わった後、一息ついた冷静な状態で解答を振り返るとケアレスミスに気づきやすくなります。

見直しの際には、思い込みをなくしたフラットな状態で解答をチェックすることが大切です。


ケアレスミスがなかなか減らないときは塾に通うのもおすすめ

対策をしてもケアレスミスがなかなか減らない際には、自分一人で解決しようとせずに、塾を頼ることを検討してみましょう。京進では、テスト対策はもちろん、受験対策の中でケアレスミスが発生しやすい問題を熟知した経験豊富な講師からの指導を受けられます。

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