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算数と数学の違いは?数学が苦手な子どもの特徴と克服するコツ

2023.05.18

中学生になると、「算数」から「数学」になります。小学生の算数は得意だったのに、中学生の数学になったら苦手意識が出てきた、という方も多いのではないでしょうか。数学は算数の延長線上にある教科ですが、算数とは考え方が異なる点もあり、それがネックとなって今までの学習法では点数がとれなくなってしまうケースもあります。数学を好きになり、得意科目にするためのポイントをご紹介します。

◆本記事の目次

算数と数学は「学ぶ目的」に違いがある

数学は算数の延長線上にはありますが、目的としていることが異なります。算数と数学の違いを具体的に解説します。

●算数は日常生活で使う計算の仕方を学ぶ

算数では日常生活でも必要となる計算方法を学び、正しい答えを出せるようにすることが目的です。

具体的には、「ノートを買うのに500円玉を出したら、おつりはいくらになるか」といった四則計算(たし算、ひき算、かけ算、わり算を使った基本となる計算方法)に加えて、「分速80mで1時間歩けばどれくらい行けるか」といった時間や距離の計算方法、図形の面積や立体の体積を求める計算方法などを学びます。また、簡単な表やグラフの見方や作り方、平均値の求め方なども算数の範囲になっています。

日常生活でデータや数値を読み取り、正しく理解できるように基礎となる知識を学びます。

●数学は算数で学んだことを土台とした論理的な思考を学ぶ

数学は、算数で学んできた知識を土台として、学んでいきます。XやYといった目に見えない抽象的な概念も登場し、それらを用いて「なぜそのような結果になるのか」を理解し、答えを出すまでの過程を論理的にあらわすことが重要になります。

具体的には、中学1年生では、正と負の数を理解し、それを含んだ四則計算、文字を用いた式の作り方や計算法、一元一次方程式、比例・反比例などが範囲です。中学2年生になると連立方程式や一次関数、中学3年生になると平方根、二次方程式、三平方の定理などを学びます。

また、「データの活用」の学習は、データを分類・整理したり、別の表形式にまとめたりして、表やグラフから何がいえるのかを読み取る能力を養うのが目的です。


数学でつまずきがちな子どもの特徴

小学校の算数では問題なく毎回高得点だったのに、数学になるとつまずいてしまうことは少なくありません。数学でつまずいてしまう子どもの特徴をご紹介します。

●算数の理解に抜け漏れがある

数学は算数の知識を踏まえたうえで学習していきますが、算数よりも学ぶ内容は高度になります。また、算数では実用的な計算で正確な答えを出すことが目的ですが、数学では答えを出すまでの論理的な過程を理解し、表現する能力が必要です。

まずは数学の土台となる、算数の範囲をしっかり復習して盤石にしておくことがポイントになります。「算数のテストでは問題なかったから」と思わずに、理解の抜け漏れがないか丁寧に内容をチェックしましょう。

●公式を覚えていない

数学は暗記だけでは正解までたどりつくのが難しいことが多いですが、最低限覚えておかなくてはならない公式もあります。公式があやふやな状態では、挑むことも難しい問題も少なくありません。公式が頭に入っていることを前提として問題を解かなくてはいけないので、覚えるべき公式は早めにチェックして暗記しておきましょう。

●わからないことを放置している

授業はどんどん進んでいきますので、次々と新しいことを学ばなくてはいけません。算数も同じですが、数学は知識を積み重ねていくことで新たな問題を解く力を養う教科です。そのため、一度理解できない、消化しきれていないことが出てくると、その次の新しい内容を習っても理解するのが難しくなってしまうでしょう。

「ここはよく理解できなかった」という箇所があった場合は、学校や塾の先生に質問しに行き、わからないところをクリアにすることが大切です。ひとつひとつ、確実に理解することが成績アップのカギになります。


数学の苦手を克服するコツ

数学に苦手意識を持っている子に向けて、苦手意識を克服するためのコツをご紹介します。

●繰り返し問題を解く

「ひと通り理解しているはずなのに、間違ってしまう問題がある」という場合は、演習不足が考えられます。「何回か解いてみて正解だったから大丈夫」と思っても、正解までの道筋が定着するように繰り返すことが大切です。さまざまな問題を解くことによって、問題への対応力も向上し、成績アップにつながります。

●途中式を書き残す

「どこで間違えたのかがわからない」という場合は、途中式をしっかり書き残すことを意識しましょう。途中式を丁寧に記載することで、どこで間違えたのか見つけやすくなりますし、単純な計算ミスにも気づけます。数学は論理的に考え、表現する教科なので、正解が出るまでの過程は重要です。途中式を丁寧に記載する癖をつけることで、複雑な考え方や論理も整理できて、結果的に正答率も上がるでしょう。

●信頼できる人に相談する

自分ひとりで悩んでしまい、克服しようと試みても正しい方法にたどりつけないこともあります。勉強方法についてアドバイスをもらうために、学校や塾の先生に遠慮なく相談しましょう。


数学の苦手を克服するために「京進の中学・高校受験 TOPΣ」がおすすめの理由

数学に対して苦手意識を持ってしまうと、克服が難しくなってしまいます。京進では脳科学に基づいた学習メソッド「リーチング」や、ほめる指導で、苦手意識を払しょくし、効率的な学習を定着させます。

●目標を達成させる学習メソッド

京進では、より効率的に学習を進めるために、脳科学を活用した学習メソッド「リーチング」を採用しています。まずは、自分の夢や目標を立て、具体的にそれを実行するための方法を考えて「ドリームツリー」に記載します。目標が明確になると、無意識のうちに体が目標に向かって動き出す「観念運動」という現象が起き、やる気や学習効率が高まります。

「ドリームツリー」に加えて、毎日のルーティンをチェックし、「学習ダイアリー」で自分自身の学習計画を作成、管理することがポイントです。机に向かって学習することで自然と意欲が高まり、学習する姿勢を確立していきます。

●「ほめる指導」を行っている

できないことを指摘されたり、注意されたりし続けると、苦手意識はますます強くなってしまいます。やる気も減退して、成績もふるわなくなってしまうでしょう。

京進では、日々の学習への取り組みに対して、ほめる指導を行っています。小さなことでもできたことをほめて、達成感を積み重ねることで問題を解くことが楽しくなり、がんばる気持ちも湧いてきます。
間違いを恐れずに挑戦する気持ちを育む雰囲気づくりも重視しているので、後ろ向きになってしまっている場合もご相談ください。

●AI学習ツールの「atama+」を採用している

京進の中学・高校受験 TOP∑の数学の授業では、AIを用いた学習ツールである「atama+」を採用しています。「atama+」最大の特徴は、パーソナルなカリキュラムと「さかのぼり学習」です。ひとりひとりの理解度に合わせた課題を提示し、間違えた問題は、より基礎的な内容へ“さかのぼる“ことで確実な理解へと導きます。

●できる問題を増やす仕組みがある

数学では繰り返しの演習が欠かせません。京進の中学・高校受験TOP∑では、週ごとの確認テストである「週実テスト」を行っています。合格点になるまで繰り返しテストをして、確実にできる問題を増やすことが可能です。

また、通常時期の「まとめの週(約5週に1週)」と休み講習時期に、既習範囲の発展内容まで取り上げたテストを実施するなど「循環発展学習法」を取り入れたテストサイクルで、さらに定着率を高めます。


算数と数学の違いを踏まえて、意欲が高まる学習方法で定着率をアップさせよう

数学は算数とは異なり、解答を導くための論理的思考が重要であるため、従来の勉強法では思うように点数につながらないこともあるでしょう。しかし、だからこそ、手厚く学習をフォローして理解を深めていくことで、成績アップにつなげることが可能です。

京進の中学・高校受験TOP∑では、数学だけでなく、すべての教科に通ずる目標設定や自主的な学習計画の立案をサポートします。また、定期的なテストを行うことで正解できる問題を増やし、達成感を積み重ねることで自信をつける指導をします。生徒ひとりひとりの取り組みをきめ細かくフォローして、ほめる指導も重視していますので、数学だけではなく、苦手科目があって悩んでいる方はぜひご相談ください。