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夏休みの過ごし方が中学受験を左右する!志望校に近づく学習の進め方

2023.06.09

中学受験を控えた夏休みは、集中して勉強の基礎固めを行える絶好のチャンスです。夏休みの過ごし方が今後の成績の伸びに大きく関わってくるため、事前にしっかり勉強のスケジュールを立て、夏休み中に計画的に取り組む必要があります。しかし、夏休みをどのように過ごしたら良いか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、志望校に近づくための夏休みの過ごし方や、学習の進め方のコツを紹介します。夏休み前に試してほしいこともまとめているので、成績アップを目指した計画を立ててみましょう。

◆本記事の目次

【中学受験】志望校合格のカギは夏休みにある

長期休暇である夏休みは、集中して学習し志望校合格に近づくためのチャンスです。夏休みの勉強時間や対策が、今後の成績の伸びを大きく左右するといっても過言ではありません。ここからは、夏休みが中学受験に与える影響や効率的な勉強法を紹介するので、ぜひ夏休みを有意義に過ごすための参考にしてください。

●夏休みは中学受験の天王山

中学受験における夏休みの重要性は先述しましたが、特に小学6年生の夏休みの過ごし方は合否を左右するといわれています。これは、夏休みの過ごし方が9月以降の成績や偏差値の伸びに、大きく影響するためです。

夏休みは自分の勉強に集中することができるので、中学受験を控えた小学6年生の多くが、1日に約7時間~10時間ほどの時間を勉強に費やしているといわれています。時間だけ見ると「長すぎないか…?」と心配になるかもしれませんが、普段学校で勉強している時間+数時間と考えれば難しいことではありません。多くの受験生は塾で夏期講習も受けているため、効率的に勉強ができるよう、家庭学習と両立したスケジュールをしっかり立てていきましょう。

●夏休みは苦手科目の克服と基礎固めをメインに勉強するのがおすすめ

一般的に、小学6年生の多くの受験生は、秋以降に過去問演習など志望校の対策を重点的に行うことが多いです。そのため、夏休みは基礎固めを行う最後のチャンスとなります。
夏休み中は難しい問題や応用問題にトライする前に、暗記と復習を中心とした全教科の基礎固めを行うのが有効です。入試演習や応用問題が解けない原因の多くは、大きく分けて「暗記不足」か「理解不足」の2つに大別できます。
暗記不足の場合は暗記の時間を多く取り、問題を解くという反復学習で覚えていきましょう。理解不足の場合には、解けなかった問題や類似問題を繰り返し復習することで、知識や問題の解き方を定着させることができます。


中学受験を控えた親子に試してほしいこと【夏休み前】

夏休みに苦手克服に取り組めるよう、夏休みに入る前に苦手科目や弱点を把握しておくことが重要となってきます。また、夏休みに向けて、子どもの気持ちを受験モードへ切り替えるスイッチを押してあげることも大切です。夏休みの目標やスケジュールを計画する、苦手分野を分析するなど、やるべきことを具体化してすぐに取り組めるようにしておきましょう。

●苦手な分野を分析する

苦手科目や弱点分野は、夏休みを逃すと克服する機会を逃してしまいます。まずは過去の模試やテストなどを参考に、理解が不足している分野をピックアップして分析しましょう。苦手分野の分析や精査は、子どもだけでは正しく把握しきれない可能性があるため、保護者のアシストが不可欠です。子どもの弱点が可視化されたら、復習のための教材や問題集を選んでトライします。可能であれば、間違った問題をまとめた解き直しノートを作ると、後から見直せるのでおすすめです。

苦手分野を克服できる!解き直しノートの作り方はこちらをチェック

●夏休みの目標を決める

目標を立てて夏休みにやるべきことを明確化することが、やる気アップにもつながります。目標は「志望校合格」といった大まかなものではなく、「秋の模試で算数80点以上を取るために、夏休み中に算数の問題集を3周して平面図形を克服する」というように、具体性を持たせるようにしましょう。具体的な目標、時期が見えると、モチベーションが高まり、受験モードに切り替えやすくなります。夏休み期間全体で取り組み、達成できる目標を立てられるとなお良いです。

「勉強をやらされている」と子どもが感じないように、目標は親子で一緒に立てることもポイントです。目標というと学習面ばかりに目が行きがちですが、「毎朝7時に起きる」「22時までには必ず寝る」といった生活面の目標も立てておくと、生活リズムが乱れずに夏休みを過ごすことができます。

●目標達成に向けた予定を立てる

具体的な目標が決まったら、目標達成に向けたスケジュールを作成しましょう。スケジュールは予定表を作って可視化させ、親子で進捗状況のチェックや共有をしやすい状態にしておきます。こうすることで、予定の見直しや計画の修正が発生した場合でも対応がしやすく、モチベーションの維持にもつながります。

予定を立てる際は、夏休み全期間を見据えて、曜日別に割り振りしたスケジュールを立てると効率的です。例えば「月曜日:算数の問題集を10ページ、理科の演習問題と復習を5題」など、科目や分量も明確にしておくと取り組みやすくなります。ただし、予定表の中には息抜きの時間を確保することも忘れてはいけません。1カ月以上ある夏休みを走り続けるのは至難の業であり、必ず疲れは出てきます。スケジュールには予備日を設けて、無理のない学習計画を立てましょう。

勉強計画の立て方について詳しくはこちらの記事もチェック


中学受験を控えた親子に試してほしいこと【夏休み中】

事前の苦手把握や目標設定をしていよいよ夏休みに入ったら、どのような点に注意して過ごすと良いか、ポイントを紹介していきます。
夏休み中だからといって夜更かしをするなど、生活リズムが乱れてしまっては学習効率も下がってしまいます。スケジュールの確認や調整を毎日行って学習の習慣づけを行うとともに、規則正しい生活習慣も身に着けるようにしましょう。ここからは、夏休み前に立てた勉強計画や目標を達成するためのスケジューリングについて解説します。

●毎朝1日の予定を確認する

その日のスケジュールとやるべき内容の確認は、1日の始まりである朝にすべて済ませましょう。これは予定の確認をルーティン化する意味でも重要となります。予定の確認は親子で行っても構いませんが、保護者が管理しすぎてしまうと勉強をさせられている感が出てしまい、子どもが窮屈に感じてしまう恐れがあります。子どもが自発的に勉強に取り組めるよう、ある程度は子どもにゆだねることも大切です。

●週末に1週間の振り返りと次週の計画を確認する時間を設ける

スケジュールの確認は1日単位で行うだけでなく、1週間の振り返りや次週の確認も行うことで、計画通りに学習が進んでいるかの指標となります。もし予定通りに進んでいない場合は、優先的に取り組みたい学習内容をピックアップするなど、計画を見直しましょう。予定通りに進んでいる場合でもそれを当たり前とはせず、そのことを褒めてあげるとモチベーションアップにつながります。


中学受験は夏休みの計画的な学習が成績アップのカギ!

中学受験を控えた小学6年生は特に、夏休みの過ごし方が受験結果に大きな影響を及ぼします。しかし、勉強計画や苦手克服の学習方法など、何をどのように行えば良いか不安に思う人も多いはずです。夏休みを実りあるものにするために、この記事を参考に自分に合ったスケジュールを立ててみてください。
また、長期休暇は家族の時間を大切にする絶好の機会です。親子でたくさん会話することを心がけ、悔いのない夏休みを過ごせるようにしましょう。

もしスケジューリングや学習内容に不安がある場合は、指導塾に相談するのも一つの手段です。「京進の中学・高校受験 TOP∑」は家庭での時間を大切に考え、生活リズムを崩さずに安心して通塾することができます。また、脳科学に基づいた学習法により、効率的な成績アップが期待できるでしょう。
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