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高校入試における「専願」とは?「併願」との違いやメリット・注意点

2023.06.09

高校入試の受験方法として「専願」と「併願」があります。専願と併願の違いやメリット、専願で出願する際の注意点を解説していきます。

◆本記事の目次

高校の専願入試に関する基礎知識

高校の専願入試とはどのような入試方式なのか、基礎的な知識を解説します。

●専願とは

専願とは、合格した場合は必ずその高校に入学することを前提とした受験方式です。単願とも呼ばれます。併願ならば合格しても入学の辞退が可能ですが、専願で受験した場合は基本的には辞退できません。家計の状況が急変して授業料の支払いが難しくなったなど、よほどの事情がない限り辞退できないので、専願校選びには注意が必要です。

出願する際は学校ごとに異なる条件があります。

私立高校における専願では、合格基準が緩やかに設定されるなど優遇措置があることが多いため、私立高校が第一志望の場合、専願入試を選択することが多いです。

●専願と併願の違い

複数の学校を受験することを併願といいます。専願で私立高校を受験して合格している場合は、その後に公立・私立問わず他の高校は受験できません。また、専願で合格した高校の入学を辞退することもできません。

しかし、専願ではなく併願で私立高校を受験して合格している場合は、その後、試験日さえ重ならなければ公立・私立問わず何校でも受験が可能です。また併願の場合は、合格しても入学辞退はできます。ただし、公立高校は定数=合格数であるため、「入学辞退はルール違反」ととらえられることもあるので注意が必要です。

●専願入試に落ちた場合

主に私立高校の専願入試では、合格したら必ずその高校に入学すると約束する代わりに、併願よりも合格基準が低くなるといった優遇措置があります。そのため、自分の偏差値よりも高い高校に専願で出願する方が多い傾向にあります。
ただし、優遇措置があるといえども実力より高い学力の高校を目指すとなると、不合格になってしまう可能性もゼロではありません。私立高校を第一志望にしている方で、万が一不合格だった場合の選択肢は以下の通りです。

① 私立高校の1.5次入試を受験
兵庫県やその近隣の府県の私立高校では、一次試験後と二次試験の間のタイミングで、1.5次入試を実施している場合があります。一次試験の合格発表後、まずは1.5次入試に挑戦するのがおすすめです。

ただし、年によって1.5次入試を実施するかは異なるため、受験前に各私立高校のHPなどで確認するようにしてください。

② 公立高校の一般入試を受験
専願で私立高校に受験した場合でも不合格になってしまった時は、その後の公立高校一般入試の受験が可能です。その際は、本人の適性や希望、学校の環境を考えて決定しましょう。

公立高校の専願入試で不合格になった場合は、タイミング的に私立高校か公立高校の二次募集を受験することになります。タイトなスケジュールになるので、どの学校が二次募集を行っているか事前に調べておく必要があります。


高校入試に専願を選ぶメリットと注意点

高校入試における専願のメリット、専願を選ぶ際の注意点を解説します。

●専願を選ぶメリット

・合否判定で優遇されやすい
入学したい高校が決まっていて専願の条件をクリアするなら、専願での受験は大きなメリットがあります。なぜなら専願受験の場合、他の受験方法と比較して合格基準が低めに設定されていたり、内申点に加点がされたりすることが多いからです。その代わり合格したら入学は辞退できないので、その点は理解しておきましょう。

・受験が早めに終わることが多い
長期間、偏差値を気にしながら受験勉強に明け暮れることは大変なことです。少しでも早く合格を勝ち取り、残りの中学校生活を楽しみたいと思う方も多いでしょう。専願入試は、他の入試日程より早い時期に設定されており、合格発表の時期が比較的早いです。そのため早めに入学先が決まり、入学までの時間に余裕ができます。

・余裕を持って受験に挑める
併願受験よりも有利な条件で受験できるため落ち着いて受験に挑め、実力が発揮しやすいです。

また私立高校の専願入試の場合、万が一不合格になっても、その後に公立高校の入試や私立高校の一般入試が受験可能です。緊張しやすい人は安心して挑める専願受験がおすすめです。

●専願を選ぶ注意点

受験生にとってメリットがあるからこそ、専願入試には注意すべき点もあります。合格したら必ず入学することが、専願入試の大前提です。よほどやむを得ない事情がない限り、入学をしなかった場合は中学校と高校との信頼関係が損なわれ、来年から後輩がその高校の専願入試を受けられなくなる可能性もあります。出願後に併願に切り替えることはできません。

また、専願入試で合格できなかった場合に備えて、併願校を選んでおくことも大切です。その場合は、高校生活やその先の将来を見据えて高校を探しましょう。

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専願入試を目指す際に心がけたいこと

専願で受験するには、学校ごとに定められた条件があります。その条件をクリアしていないと、専願入試に挑む権利が与えられません。専願入試を目指す際、心がけたいことを解説します。

●授業や学校生活に意欲的に向き合う

多くの高校の専願入試では、内申書の内容が出願条件に含まれています。そのため、早いうちに目標の高校が決まっていて専願入試を視野に入れている場合は、授業態度や生活態度に配慮すべきです。意欲的に授業に参加し、生活面や部活などの課外活動にも積極的に取り組みましょう。

●新聞やニュースを毎日チェックする

専願入試では、ペーパーテストによる学力試験だけではなく、面接を行うことも少なくありません。その際には、志望動機や中学校で取り組んできたことなどを話すだけではなく、時事問題が話題になる可能性があります。ニュースや新聞は意識して毎日目を通し、自分なりの意見を持つようにするとよいでしょう。

●定期テストの点数を上げる

専願受験の条件で重要なのは定期テストの成績です。先述したように、内申書の内容が出願条件に含まれることが多く、定期テストの成績は専願受験にはかなり重要です。定期テストに向けてしっかり勉強し、なるべく点数を上げるように心がけましょう。もし一人でうまく進められない場合は、塾などで定期テスト対策をするのもよいでしょう。


高校入試の専願は将来を考えて慎重に選ぼう

高校入試の専願は、優遇措置を受けられるため、早いうちに合格が得られやすいことがメリットです。しかし、出願する時点で進学先を決定するに等しいため、条件だけを見て出願するのではなく将来を考えて慎重に選ぶ必要があります。

また目標とする高校の専願入試を受けるために、日ごろの学習や授業や部活動、課外活動での取り組みも大切です。京進の中学・高校受験TOPΣの高校受験対策コースでは、各中学の指導範囲に合わせて徹底した定期テスト対策を行い、内申点の向上もサポートしています。志望校選定についても、豊富な経験と最新の入試情報を踏まえてご相談を承ります。詳しくは以下のフォームよりお問合せください。

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