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理科の勉強法を知って高得点を目指そう!勉強のポイントを押さえる

2023.06.28

「理科が苦手だけど、なんとか克服したい」
「理科を得意科目にして、受験の得点源にしたい」

このような考えを持っている中学生や保護者の方もいるでしょう。高校受験を成功させるためには、理科の成績向上が1つのカギとなります。

この記事では、理科の成績を上げるための、基本の勉強法や分野別のポイントを解説します。ぜひ最後まで読み進めてください。

◆本記事の目次

理科が苦手になりやすい主な理由

中学理科からは計算問題なども増えてくるため、問題形式も多様になってきます。そのため、小学生のときは得意だった理科が苦手になる中学生もいるでしょう。

ここからは、理科が苦手になりやすい主な理由を解説します。

●計算問題が難しい

理科が苦手になりやすい理由は、計算問題が難しいためです。理科は計算力が問われる教科であり、基礎から応用問題まで広く計算パターンを押さえなければなりません。

計算自体は足し算、引き算、かけ算、わり算と単純なものの、法則や公式、現象の性質を理解し、計算に応用する必要があります。この点を苦手とする子が、学力や点数がなかなか伸びずに悩みを抱えるケースが多くみられます。

●イメージしづらい分野が多い

イメージしづらい分野が多いという特徴も、理科が苦手になりやすい理由です。単元によっては、「原子」や「濃度」、「圧力」、「磁界」、「水溶液」、「地層」といった、日常生活を送るうえでイメージしづらい重要語句が多く出てきます。

また、「電流」など、目に見えないものや形のないものを理解しなければいけないことに、苦手意識を感じてしまう場合もあります。

●単元によっては先入観から苦手になってしまう場合もある

単元によっては、先入観から苦手になってしまう場合もあります。具体的には、生き物が怖い、虫が苦手などです。

この「嫌い・苦手」という先入観から、単元ごとの勉強も進みにくくなります。テスト勉強や受験勉強も、苦手意識が強ければ学びのペースが遅くなってしまうでしょう。


理科の成績を上げるための基本の勉強法

理科の成績を上げるためには、基本的な勉強方法を押さえておく必要があります。テスト対策や入試対策を効率的に進めていくためにも、勉強のやり方を知識として知っておきましょう。

ここからは、理科の成績を上げるための、基本の勉強法を解説します。

●授業の予習・復習を必ず行う

理科の成績を上げるための基本は、日々の授業をおろそかにしない意識です。日々の勉強は、学校での授業と、家庭などでの予習・復習によって成り立っています。予習は授業の理解度を高める役割を、復習は習った内容を定着させるための役割を持っています。

また、参考書・テキストには必ず図やイラスト、写真などが掲載されています。記憶を定着させるためには、それらの活用が効果的であり、おすすめです。

●理解できる内容までさかのぼって勉強する

理科の成績を上げるためには、これまで習った学年の内容まで一度さかのぼって、問題を解き直すのも1つの方法です。学年別に問題を解き直し、抜け・漏れや理解の甘い分野がないかどうかを確認しましょう。

各学年の理科の教科書の内容が、すべて理解できる状態が理想的です。

●解き直しノートを作る

解き直しノートを作るのも、理科の成績を上げるために有効な方法です。解き直しノートとは、テストや試験で間違えた問題をまとめたノートのことで、試験前に苦手な問題をチェックするのに役立ちます。

解き直しノートは、自分の苦手な問題を集めた参考書として活用できます。効率的に勉強を進められるようになるだけでなく、間違えた理由を分析し改善することにもつながります。

解き直しノートの作り方についてはこちらの記事もチェック


【分野別】理科の勉強ポイント

受験対策や定期テスト対策、成績アップのためには、分野別に理科の勉強ポイントを押さえておくことが重要です。

ここからは、分野別に理科の勉強ポイントを解説します。

●物理の場合

物理を勉強するためには、法則や公式を通して原理を理解することが大切です。法則や公式は暗記するだけでなく、理解して実践的に使いこなせるよう練習をする必要があります。

実践的に法則・公式を使えるようにするため、問題集などを使ってなるべく多くの問題を解くように心がけましょう。

●化学の場合

化学は、物質名とその性質について覚えることが大切です。記憶を確実に定着させるためにも、図や表などを書いて全体のイメージで覚えましょう。

あわせて、計算問題を解く練習も大切です。計算問題は、まず基本問題を解いてから類題を多く解くといいでしょう。実験内容については、実験の目的や操作手順などが問われる問題も多くあるため、「図・用語・目的・操作」をセットで覚える方法が効果的です。

●生物の場合

生物は、暗記によって知識を蓄えることで解ける問題が多いです。暗記系の分野であるため、教科書の説明を何度も読み返しましょう。

暗記量を増やすためにも、図やイラストなどで仕組みをイメージしながら理解することが大切です。

●地学の場合

地学では、用語や現象の名前の暗記に加えて、法則を理解して問題を解く力も大切です。特に「地質」「気象」「天体」は、法則や現象を踏まえて解く必要があります。

全体像を踏まえたうえで、「なぜそうなるのか」「どういうときに起きるのか」を理解するといいでしょう。


【高校受験対策】理科の試験で高得点を狙う勉強法

入試問題を確実に解けるようにするためにも、高得点を狙える勉強法を知識として把握しておきましょう。

ここからは、理科の試験で高得点を狙う教材選びや勉強法について解説します。

●受験レベルの問題集を繰り返し解く

理科の試験で高得点を狙うために、受験レベルの問題集を繰り返し解いてみましょう。多くのパターンの問題を解いて、問題の解き方やアプローチの方法をストックする取り組みが有効です。解いてきた問題のストックが増えるほど、初見の問題であっても解法をひらめきやすくなります。

また、志望校の過去問題にも忘れずに取り組みましょう。過去問題を解くことで、志望校の出題傾向をつかめるようになります。

●記述問題を解く練習をする

記述問題を解く練習をすると、高得点を狙う下地になります。高校入試では、記述問題が近年増加している傾向がみられます。そのため、事象が起きる理由や原因、実験結果の理由、物質のでき方などについても説明できるようにしなければなりません。

記述問題を問題文に即した形で答えられるようにするために、「~はなぜか」と聞かれたら「~だから」と答える、解答時に主語を忘れないといった、コツも押さえておきましょう。


理科の得点を上げるための勉強法を理解することが大切です

受験を成功させるためには、各科目の総合的なレベルアップが必要です。理科についても正しい勉強法を知ったうえで、ステップアップを目指しましょう。

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