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受験へのモチベーションを上げるには?やる気を引き出して維持する方法

2023.08.03

受験勉強は目標に向かって長期的に勉強することになるため、はじめの一歩が踏み出せない、中だるみになってしまうといった懸念があります。そのような状態の受験生に対して、「勉強しないと合格できないよ」と言葉でプレッシャーを与えても、本人の意欲にはつながらないことも多いでしょう。できる限りモチベーションを維持して、段階を踏みながら学習を進め、合格を勝ち取るための方法を解説します。

◆本記事の目次

受験に向けてのモチベーションが上がらない原因

保護者の方は、子どもの気持ちが受験勉強に向いていない、集中できていないと思うと、不安になります。少しでもモチベーションをアップさせるために声をかけても、本人が勉強モードでない場合、机に向かわせることは非常に難しいです。モチベーションをアップさせるために、まずはモチベーションが上がらない理由を考えてみましょう。

●受験までまだ時間があると思っている

受験対策は定期テスト対策とは異なり、長期的な学習プランが必要です。出題範囲は広く内容は多岐にわたるため、短期的な学習では網羅できません。そのため数年単位で計画を立て、日々コツコツと勉強して学力を身につけることが大事です。しかし、入試を経験したことがない場合は、それがイメージしにくいでしょう。そうすると、本人はプレッシャーを感じていないため、まだまだ時間があり、がんばるのはもっと先でも大丈夫と考えていることがあります。

また、「今やっている授業が入試で合格を勝ち取ることにつながっている」と思えないと、「今がんばっておこう」とはなりにくいです。

●受験勉強の仕方がわからない

学校で受ける定期テストと、入試とでは出題範囲や出題形式など異なる面も多いです。そのため、入試に向けた勉強法がわからないという受験生も少なくありません。問題集や参考書を見ても出題範囲が広すぎたり、見慣れない出題形式があったりして、どのように勉強したらいいのか、途方に暮れてしまい手をつける気になれないこともあります。

●勉強しているのに結果が出ない

自分としては勉強量も十分だと思うのに、いざ模試を受けた際、結果に表れないケースもあります。効率のよい方法で勉強できていない可能性もありますが、入試を想定した模試で目に見える成果が得られるまでには、一般的に時間がかかります。模試の出題範囲が広すぎたり、見慣れない出題形式があったりするためです。

ただ、成果を実感できないと、学習意欲は削がれてしまうため、学習に対してストレスを感じて勉強しなくなってしまい、その結果成績も落ちてしまうという悪循環に陥ることもあるでしょう。

●志望理由が曖昧、主体的でない

志望校に対して、「どうしてもこの学校に入学したい!」といったポジティブで強い気持ちはあるでしょうか。志望校のことをよく知らない、なんとなく友だちが行くから、先生や先輩、保護者の方にすすめられたからといった状況では、合格に向けての学習意欲はわかないでしょう。

●体や心の疲れが溜まっている

体や心が疲れ切っていると、学習へのモチベーションアップはしにくいです。高校受験や大学受験を控えた受験生は、部活などで心身ともに疲れていて勉強に集中できないケースもあります。体力があり、精神力もある、元気な状態ではじめて学習意欲がわきます。


受験に向けてモチベーションを上げる方法

子どもがモチベーション維持に苦労しているようだと感じた時、保護者の方も何とか状況を好転させてあげたいと思うのではないでしょうか。次に、モチベーションを上げる方法をご紹介します。

●オープンキャンパス(スクール)や学校説明会に行く

自分の未来の姿をイメージできると意欲がわくので、志望校の魅力や校内の雰囲気を知ることはモチベーションアップには有効です。情報をこまめにチェックしてオープンキャンパス(スクール)や学校説明会に参加してみましょう。

●学習環境を整える

なかなか勉強モードに入れない、集中できないと感じているなら、勉強に集中できる環境をつくることが大切です。学習スペースを整理して、思い立った時にすぐに勉強が始められるようにしましょう。漫画やゲームやスマートフォンなど、妨げになるものは学習スペースには置かないようにします。自宅だけではなく、図書館や学校や塾の自習室を活用するのもよいでしょう。

●勉強は得意科目から取り組む

苦手なことをするのは気分も落ち込み、先延ばしにしたくなるものです。そのため、意欲がわかない時は、得意な教科から取り組むのがおすすめです。得意科目の場合は勉強した分、成績が上がりやすいので自信にもつながり、さらにがんばろうと思えるようになります。得意科目で成果が出ていると、苦手科目にもポジティブな気持ちで取り組めるので、結果につながりやすくなるでしょう。

●志望校合格までの中間目標と日々の小さな目標を決める

志望校合格までは遠い道のりのため、中間目標と小さな目標を定めておくことも大切です。中間目標は、合格につながる具体的な目標で、例えば「10月までに志望校をA判定にする」といったことです。小さな目標は、毎日習慣化して行うもので、「毎日英単語、英熟語を5個ずつ覚える」といった感じで無理なく積み重ねられる内容にしましょう。小さな成功体験を積み重ねていくことで、「今日もがんばろう」という意欲もわきます。

●塾や勉強のプロの力を借りる

自分自身だけでは、勉強のやり方がわからない場合は、塾の先生など勉強のプロの力を借りるのがおすすめです。定期テストとは異なる受験ならではの勉強方法や学習計画の立て方についてアドバイスが得られます。環境が整い、見通しがつくことで学習意欲もわき、取り組みやすくなります。


上がったモチベーションを維持するコツ

環境を変え、努力してやっと上がったモチベーションを維持するのも意識して行う必要があります。モチベーション維持の方法を解説します。

●勉強の成果を目に見えるようにする

受験勉強の成果は目に見えにくいので、日々のがんばりが一目でわかるような仕組みが必要です。カレンダーや手帳、学習管理アプリを使用して、日々の学習記録をつけ、「自分はこれだけ勉強しているんだ」「きっと次の模試では成果が出るはず」と日々のがんばりに自信を持つことが大事です。

●生活習慣を整える

受験生は塾や勉強で忙しく、睡眠時間を削ってしまうことが多々あります。しかし、勉強の効率をアップさせるためにもしっかり睡眠をとり、規則正しい生活を送ることは大切です。食事を疎かにすることも体調不良につながります。体調を崩してモチベーションを維持できない事態を避けるために、生活習慣を整えましょう。

●リフレッシュする時間を持つ

勉強だけではなく、リフレッシュできる時間も意識して維持するようにしましょう。時には友だちと遊んだり、趣味を楽しんだりすることで再びがんばろうという意欲もわき、結果的にはモチベーションを保ちやすくなります。


受験へのモチベーションを上げるには、環境を整え、段階を踏んだ目標設定が大切

自分の未来のために、受験勉強が大切であることはわかっていても、なかなかモチベーションを維持することは難しいものです。保護者の方はお子さんの状況を踏まえて、学習環境を整えたり、目標をはっきりさせるためにオープンキャンパスに行くことをすすめたり、サポートしましょう。

「どのように受験対策をすればいいのかわからない」といった場合には、ぜひ受験のプロである京進にお声がけください。目標、性格や環境に合わせたオーダーメイドのサポートをいたします。

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