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高校の定期テストで赤点を取るとどうなる?受験への影響や挽回方法
中学生の時とは違い、高校では定期テストの際に基準点を設けており、その点数以下を取ってしまうと「赤点」とされてしまいます。赤点を取ってしまった科目は補習授業を受けたり、追試を受けたりする必要があります。実際に高校で赤点を取ってしまうとどのような影響があるのでしょうか。考えられることを具体的に解説します。また、実際に赤点を取ってしまった際にすべき対処法や、赤点を回避する方法についても紹介します。
◆本記事の目次
高校の定期テストで赤点を取ったらどうなる?
「赤点」とは落第点ともいい、進級基準に満たない点数のことを指します。
赤点を取ってしまったということは、該当の教科の理解度が低く、進級に必要な単位が取得できないということです。
しかし、一回赤点を取ってしまっただけでは、基本的には留年にはなりません。なぜなら、留年は定期テキストの点数だけではなく、総合的に判断されるからです。出席日数に問題がなければ、補習授業や追試を受けることで留年を回避できるケースがほとんどです。
しかし、何度も赤点を取ってしまうと、出席日数が十分でも進級に必要な単位が不足してしまう可能性があります。赤点を取ることは、高校生活に大きな影響を及ぼしますので、やはり注意すべきでしょう。
また、大学受験についても、赤点を取ることが、マイナスになってしまう場合があります。一般選抜では高校での評定は関係ありませんが、学校推薦型選抜の場合は影響があります。学校推薦型選抜では、高校での定期テストの成績を、学習成績の状況という形で大学へ提出する必要があります。赤点を取れば評定が下がってしまい、場合によっては基準を満たせず、その大学への受験資格がなくなるケースも考えられます。「高校1年生だからまだ大学受験は関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、高校1~3年生で履修したすべての科目が対象となるので入学時点で気を抜かずに挑む必要があります。
赤点の基準は何で決まる?
何点だと赤点になってしまうのか、その基準は学校によって異なります。主に以下の2つのパターンがあります。
・平均点の半分以下の点数
平均点を基準に赤点を定めているパターンです。
平均点が仮に60点だった場合は、赤点は30点以下の点数となります。
・一定の点数以下の点数
平均点に関わらず、固定の点数を赤点と定めているパターンです。
この場合、40点以下、30点以下という具体的な点数で決められています。
赤点の基準が気になる場合は、先生に質問しておくとよいでしょう。
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赤点を取ってしまった後にやるべきこと
赤点を取ってしまった場合、その後のリカバリー策として追試や補習授業に気持ちが向くことと思います。ですが、赤点を取ったテスト自体の解き直しも重要です。次回のテストで挽回し、高得点を取るためにも、しっかり復習しましょう。
返却されたテストで注目すべきなのは、解けなかった問題です。赤点の場合、解けなかった問題は多いかと思いますが、どの部分の学習が不十分だったかがわかるので、その部分を丁寧に復習しておきましょう。
参考コラム:テストは返却後が大切!周りと差をつける勉強の3つのポイント
テストで解けなかった問題、間違えた問題をノートにまとめる、解き直しノートを作るのもおすすめです。自分にとって苦手な問題がまとまったノートになるので、ピンポイントで苦手分野を復習でき、効率的に学習できます。
参考コラム:詳しい解き直しノートの作り方はここをチェック!
高校で赤点取らないためにすべきこと
赤点を取ったことにより、ただちに留年や卒業できないといった事態にはなりません。しかし、推薦で大学受験をしたいといったケースでは学習成績への影響が気になるところです。やはり赤点を取らないように、定期テスト(中間・期末)前にはしっかりと対策する必要があります。
●勉強計画を立てる
なぜ赤点を取ってしまうのかは、進学校でも、その他の学校でも、第一に学習時間の不足が挙げられます。部活動や友だちと遊ぶのに忙しいなど、日ごろの予習、復習が疎かになってしまうことはよくあることです。
入試で出される問題の出題範囲に比べて定期テストの範囲は狭いですが、高校生ともなると、テスト数日前や前日のみの詰み込み学習だけでは間に合いません。忙しければ忙しいほど、前もって定期テストに向けて勉強計画を立てて、余裕をもって当日を迎えられるようにしましょう。
テストの日までには、テスト範囲を一通り復習し、演習にも取り組めているような計画を立てましょう。テスト前日には、テスト範囲の基礎的な部分をしっかり見直す時間にあてられるのが望ましいです。
●教科書の復習からテスト勉強を始める
定期テストは教科書が出題範囲なので、教科書の内容をしっかり把握しておくようにしましょう。そのため、まず教科書を丁寧に読み返して、その中でわからない問題があったらその部分を学校や学習塾の先生に質問しておくのもよいでしょう。教科書に書いてあることで理解できない部分をなくしておくことがポイントです。
また、学校で配布されたプリントや小テストがある場合は、それも活用しましょう。出題者である先生が作ったものなので、その中から定期テストの問題が出ることも考えられます。教科書、プリント、小テストをしっかりと復習したうえで、他の問題集に取り組むのがおすすめです。
高校で赤点を避けるには、日ごろの学習習慣が大切
高校で赤点を取ると、ただちに留年してしまうということはありません。しかし、本人の学習へのモチベーション低下にもつながり、長い目で見ると、大学の学校推薦型選抜については大きな影響があるため、回避したいところです。
部活動があったり、友だちとの交流があったりと、高校生活は勉強ばかりではないため、日ごろの学習が疎かになってしまうことも考えられます。だからこそ、限られた学習時間で効率よく、無理なく学習を進めていくことが大切です。
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