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国語の文章問題を解く9つのコツとは?苦手な子向けの勉強方法も解説
国語の文章問題が苦手な子は、文章を読む力が不足しているというより、読み方や解き方の手順が身についていない場合があります。文章問題では、本文をなんとなく読むのではなく、設問の条件を確認し、本文中の根拠をもとに答えることが大切です。
この記事では、国語の文章問題が苦手な子によくある理由と、読解問題を解くときに押さえたい9つのコツを解説します。語彙力を増やす方法や音読、問題集の使い方も紹介するため、国語の文章問題への苦手意識を減らしたい方は参考にしてください。
本記事の目次
- 国語の文章問題が苦手な子によくある理由は?
- 国語の文章問題を解くときに押さえたい9つのコツ
- 国語の文章問題が苦手な子向けの勉強方法
- 国語の文章問題は解き方のコツを押さえて苦手を克服しよう!
- 【国語の文章問題が苦手な子向け】解き方のコツに関するよくある質問

国語の文章問題が苦手な子によくある理由は?
国語の文章問題が苦手になる原因には、文章の読み方、設問の確認の仕方、語彙力などが関係していることが多いです。まずはつまずいている理由を把握すると、優先して取り組むべき勉強法が見えやすくなります。
国語の文章問題が苦手な子には、主に以下のような理由が見られます。
- 文章をなんとなく読んでいて、内容を整理できていない
- 文章のメインテーマや段落ごとの役割をつかめていない
- 語彙力が不足していて、言葉の意味や文脈を読み取りにくい
- 自分の解釈や感情を混ぜて読んでしまう
- 設問の条件や答え方を正確に理解できていない
本文を理解できていても、設問で何を問われているかを読み違えると正答につながりません。また、物語文で登場人物の気持ちを自分の感情で判断したり、説明的文章や論説文で筆者の主張を見落としたりすると、選択肢や記述問題で迷いやすくなります。
苦手な理由によって、必要な練習は異なります。例えば、設問を読み間違える場合は条件に印をつける練習、長文になると内容が追えない場合は文章全体の流れをつかむ練習が効果的です。次の見出しでは、国語の文章問題を解くときに押さえたいコツを紹介します。
国語の文章問題を解くときに押さえたい9つのコツ
国語の文章問題を解くコツは、設問の条件を正しく読み取り、本文中の根拠をもとに答えることです。長文読解では、文章全体の流れをつかみながら、接続語や指示語、登場人物の心情、筆者の主張などに注目しましょう。
| 文章問題のコツ | 確認するポイント |
|---|---|
| 長文読解は全体の流れを先につかむ | 段落ごとの内容や設問の条件を確認する |
| 設問の条件に印をつける | 「正しいもの」「間違っているもの」「抜き出し」などの条件を確認する |
| 主語と述語を押さえる | 長い文でも「誰が・何が」「どうした」をつかむ |
| 接続語に注目する | 「しかし」「つまり」などから文章の流れを読む |
| 指示語を確認する | 「これ」「それ」が何を指すか本文に戻って確認する |
| 物語文は心情の変化を追う | セリフ・行動・表情・場面の変化を見る |
| 説明文・論説文は主張を探す | 繰り返し出る言葉や段落の要点を見る |
| 選択肢は本文と照合する | 本文と違う部分がないかを確認する |
| 記述問題は文末をそろえる | 「なぜ」は「~だから」、「どのようなこと」は「~こと」で答える |
コツ1:長文読解は全体の流れを先につかむ
長文読解では、速く読むことよりも、文章全体の流れを正確につかむことが大切です。本文を読み始める前に設問を軽く確認しておくと、何について問われるのかを意識しながら読み進められます。
本文では、すべてを細かく覚えようとする必要はありません。「何について書かれているか」「筆者や登場人物が何を伝えたいのか」を意識し、段落ごとの要点を押さえましょう。長い文章が苦手な場合は、段落ごとに短く要約したり、重要だと思う一文に印をつけたりすると、内容を整理しやすくなります。
コツ2:設問の条件に印をつける
国語の文章問題では、設問を見て「何を答える問題なのか」を正確に押さえることが大切です。本文の内容を理解できていても、設問の条件を見落とすと誤答につながります。
特に、以下のような言葉に印をつけると、設問の条件を見落としにくくなります。
- 正しいものを選びなさい
- 間違っているものを選びなさい
- 本文中から抜き出しなさい
- 自分の言葉で書きなさい
- 何字以内で答えなさい
- 傍線部について説明しなさい
「正しいもの」と「間違っているもの」を読み違えるだけで、答えは大きく変わります。設問の条件を確認する習慣がつくと、解法の方向性を間違えにくくなります。
コツ3:主語と述語を押さえて読む
2~3行続く長い文では、「誰が・何が」「どうした」の骨格を先につかむことが大切です。主語と述語を押さえると、文の意味を整理しながら読み進めやすくなります。
国語の文章には、修飾語が長く続く文もあります。修飾語が長い文では、「誰が・何が」「どうした」の関係が分かりにくくなることがあります。まずは主語と述語を確認しましょう。文の骨格が見えると、語句の意味も前後の文脈から考えやすくなります。
コツ4:接続語に注目して文章の流れをつかむ
「しかし」「つまり」「なぜなら」「例えば」などの接続語は、文章の流れをつかむ手がかりになります。接続語に注目すると、段落同士の関係や筆者の意図を読み取りやすくなります。
| 接続語 | 役割 |
|---|---|
| しかし・ところが | 前の内容と反対の内容を示す |
| つまり・このように | 前の内容をまとめる |
| なぜなら | 理由を説明する |
| 例えば | 具体例を示す |
| そのため・したがって | 結果や結論を示す |
「しかし」の後には、前の内容と反対・対比する内容や、筆者が強調したい考えが続きます。「つまり」の後には、前の内容をまとめた文が来ることが多いです。接続語に印をつけながら読むと、説明文や論説文の論理関係を整理しやすくなります。
コツ5:指示語が何を指すか確認する
「これ」「それ」「このような」などの指示語は、前に出てきた内容を指していることが多い言葉です。指示語の内容を正しく読み取ると、文章のつながりを理解しやすくなります。
指示語の内容を問う問題では、まず指示語の直前を中心に探しましょう。見つけた内容を指示語に当てはめて読み直し、文章として自然につながるか確認します。指示語を確認する習慣は、空欄補充や選択肢問題、記述問題の根拠探しにも役立ちます。
コツ6:物語文は登場人物の気持ちの変化を追う
物語文では、登場人物の気持ちがどのように変わったかを押さえることが大切です。気持ちは「うれしい」「悲しい」などと直接書かれている場合もありますが、セリフ、行動、表情、場面の変化から読み取る場合もあります。
例えば、次のような表現は心情を読み取るヒントになります。
- 「歯を食いしばった」
- 「うつむいた」
- 「急に黙り込んだ」
- 「小さくうなずいた」
- 「窓の外を見つめた」
登場人物の気持ちを考えるときは、「自分ならこう思う」と判断しないことが重要です。本文に書かれている出来事や行動を根拠に、場面の前後で心情がどう変わったかを確認しましょう。
コツ7:説明文・論説文は筆者の主張を探す
説明文・論説文では、筆者が何を伝えたいのかを意識して読むことが大切です。文章の中で繰り返し出てくる言葉や、段落の最初・最後の文には、筆者の主張や要点が含まれていることがあります。
説明文や論説文は、次のような構成で整理すると読み取りやすくなります。
| 構成 | 内容 |
|---|---|
| 序論 | 話題の提示・結論の予告 |
| 本論 | 根拠・具体例の説明 |
| 結論 | 筆者の主張のまとめ |
段落ごとに要点を短くまとめると、文章全体の流れをつかみやすくなります。難しい場合は、段落の中で一番大切だと思う一文を抜き出すだけでも練習になります。現代文の読解や作文にもつながる力なので、早い段階から意識しておきましょう。
コツ8:選択肢は本文と照らし合わせて判断する
選択肢問題では、なんとなく正しそうなものを選ばず、本文の内容と照らし合わせることが大切です。選択肢の中には、一見正しそうでも、本文と少し違う内容が含まれているものがあります。
選択肢を確認するときは、以下の点に注意しましょう。
- 本文に書かれていない内容が含まれていないか
- 本文と反対の意味になっていないか
- 理由と結果の関係が逆になっていないか
- 登場人物や筆者の意図が言い換えられすぎていないか
- 「必ず」「全部」など、強すぎる表現になっていないか
本文と異なる内容があれば、誤りの選択肢として判断できます。誤りと判断した根拠に印をつけておくと、最後の見直しもしやすくなります。
コツ9:記述問題は文末の形をそろえる
記述問題では、設問に合った文末で答えることが大切です。「なぜですか」と問われたら「~だからです。」の形で答え、「どのようなことですか」と問われたら「~こと。」の形で答えるのが基本です。
記述問題では、基本的に自分の意見ではなく、本文中の根拠をもとに答えます。まずは本文の中から答えに必要な要素を書き出し、指定字数に合わせて余分な言葉を削りましょう。
記述問題が苦手な子は、次の流れで練習すると答えを組み立てやすくなります。
- 設問で何を聞かれているか確認する
- 本文中から根拠になりそうな文を探す
- 答えに必要な語句を抜き出す
- 文末を設問に合わせて整える
- 指定字数に入るように調整する
中学受験の国語では、文章の読み取り方や設問への答え方を早めに身につけることが大切です。中学受験の国語に必要な力や近年の出題傾向については、以下の記事も参考にしてください。
※参考コラム:中学受験の国語を解くために必要な力は?近年の出題傾向や勉強方法
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国語の文章問題が苦手な子向けの勉強方法
国語の文章問題が苦手な子は、解き方のコツとあわせて、語彙力や読解力を伸ばす習慣をつけることが大切です。まずは、知らない言葉を調べる、音読する、問題集で練習するという基本から取り組みましょう。
知らない言葉を調べて語彙を増やす
語彙力は、国語の文章問題を解くための土台です。本文中に知らない語句が多いと、文章全体の意味や筆者の意図を読み取りにくくなります。
本や教科書、問題集で知らない言葉が出てきたら、その場で意味を調べる習慣をつけましょう。調べた言葉はノートにまとめ、例文と一緒に覚えると、文脈の中で使い方を理解しやすくなります。
また、親子でニュースや学校での出来事について話すなど、日常的に言葉に触れる機会を増やすことも効果的です。
音読をする
音読は、文章を一語一句意識しながら読む練習になります。声に出して読むことで、読み飛ばしや思い込みに気づきやすくなり、文章の流れもつかみやすくなります。
音読するときは、句読点や段落に注意しながら、意味のまとまりを意識して読みましょう。長い文章が苦手な場合は、1段落ずつ読んで「何について書かれていたか」を確認する方法もおすすめです。
問題集に取り組む
語彙力や読む習慣が少しずつ身についてきたら、問題集で実践練習を重ねましょう。文章問題では、本文を読む力だけでなく、設問の条件を確認し、根拠を探して答える力も必要です。
苦手意識が強い場合は、1つ下の学年の教材から始めても問題ありません。物語文と説明文では読み方のポイントが異なるため、苦手なジャンルに合わせて問題集を選ぶと取り組みやすくなります。
問題を解いた後は、正解・不正解だけで終わらせず、本文のどこが答えの根拠になるのかを確認しましょう。解説を読んでも分からない場合は、先生や講師に質問し、解き方を整理することが大切です。
読解力を伸ばすための具体的な方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
※参考コラム:読解力を伸ばす4つの方法|国語で高得点を取るために必要な力とは
国語の文章問題は解き方のコツを押さえて苦手を克服しよう!
国語の文章問題は、苦手な理由に合わせて読み方や解き方を見直すことで、少しずつ取り組みやすくなります。設問の条件に印をつける、接続語に注目する、本文を根拠に選択肢を判断するなど、できることから練習していきましょう。
ただし、文章問題でつまずく理由は子どもによって異なります。語彙力が不足している場合もあれば、設問の読み取りや記述問題の書き方、時間配分で悩んでいる場合もあります。家庭学習だけで原因を見つけにくいときは、塾に相談するのもひとつの方法です。
京進の中学・高校受験TOPΣでは、国語の苦手克服と学習習慣づくりをサポート
京進の中学・高校受験TOPΣでは、国語を含む学習全体について、目標設定や日々の学習計画づくりをサポートしています。文章問題への苦手意識がある場合も、現在の理解度や志望校、定期テスト・入試対策の状況に合わせて、必要な学習内容を整理しやすくなります。
また、京進では「褒める指導」やリーチング学習手帳、ルーティンチェックなどを通じて、日々の学習習慣づくりにも取り組んでいます。国語の文章問題は、解き方を知るだけでなく、語彙の確認や読解問題の演習を継続することが大切です。
お子さまに合った勉強法を知りたい方や、国語の文章問題への苦手意識を克服したい方は、資料請求・お問合せからご相談ください。
【国語の文章問題が苦手な子向け】解き方のコツに関するよくある質問
国語の文章問題が苦手な子は、設問を軽く確認してから本文を読む方法がおすすめです。何を問われるかを把握しておくと、本文中で注目すべき内容を見つけやすくなります。
「なぜですか?」という問いには、「~だからです。」の形で答えるのが基本です。答えの根拠は本文中から探し、自分の意見や推測を混ぜないようにしましょう。
読書が好きでも、自分の解釈を混ぜて読むと文章問題の点数につながりにくいことがあります。国語の読解では、感想ではなく、本文に書かれた内容を根拠に答えることが大切です。