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受験期の理想的な生活リズムは?重要性やリズムを整えるポイント
「睡眠時間を削ってまで受験勉強をしているのに成績が上がらない」
「試験前の徹夜などで生活習慣が乱れがちになる」
このような悩みを抱える受験生は意外と多くいるものです。志望校合格のために勉強をがんばると、つい寝る間も惜しんで取り組んでしまうこともあるでしょう。しかし受験生にとって、睡眠を含む生活リズムの乱れは学習効率が下がるだけでなく、入試の成果にまで大きな影響を与えかねません。受験期は特に勉強に関することと同時に、睡眠・食事・運動を含む生活リズムをしっかり整えることが重要です。
この記事では、受験期に気をつけたい生活習慣や、理想的な生活リズムについて解説します。生活リズムを改善するポイントも紹介しているので、睡眠不足を解消して効率的に勉強したい方は、ぜひ参考にしてください。
◆本記事の目次
受験勉強をはかどらせるには生活リズムが重要
長い受験期を乗り切るには、気力や体力、集中力が必要です。また、試験前に体調を崩していては、本番で十分な実力を発揮できません。生活リズムを整えることは、勉強に必要な気力や体力、集中力を高めるほか、体を健康に保つための免疫力アップにもつながります。生活リズムを整えるためには、睡眠・食事・運動の3つが大切です。
また受験前は特に、生活リズムが整っていることも重要です。試験本番でベストなパフォーマンスが出せるよう、受験前の期間は受験の当日と同じ生活リズムで毎日を過ごせると良いでしょう。早寝早起きを習慣化させ、受験日の試験時間にあたる時間は集中して勉強するようにしましょう。
生活リズムをつくる重要な3つの要素
規則正しい生活リズムをつくるには、生活習慣の見直しが重要です。まずは生活の基礎となる「睡眠」「食事」「運動」の3つの要素を重点的に見ていきましょう。
●睡眠
必要な睡眠時間には、個人差がありますが、一般的に6〜8時間程度と言われています。6時間未満の睡眠が続くと、睡眠不足による眠気で日中のパフォーマンスが低下してしまうので要注意です。日中のパフォ-マンスが低下すると、効率よく勉強することができなくなってしまいます。日中どうしても眠くなってしまった場合は、15〜20分程度の昼寝も眠気覚ましに効果的です。適度に取り入れて勉強時間を確保しましょう。
また、夜遅くまで勉強する夜型の生活だと、翌日起きるのが遅くなりがちです。夜型の生活ではなく、夜は早めに寝て朝早く起きて勉強する朝方の生活を送ることをおすすめします。
さらに、良質な睡眠は記憶の定着のためにも必要不可欠です。睡眠時はノンレム睡眠でしっかり脳を休め、レム睡眠で体を十分に休ませることで効率よく記憶が整理でき、復習にも役立ちます。
●食事
集中して勉強をするには、気力も体力も必要です。食事をしっかり摂ってエネルギーを補うことで、脳が活性化してモチベーションも高まります。もちろん3食しっかり食べることが大切ですが、特に朝食は重要です。朝食を食べることで体温が上がり、免疫力アップや健康な身体づくりにもつながります。朝食を食べていない人は、起床時間を早めるなどして、食べる時間を捻出しましょう。
●運動
勉強と運動は一見関係のないものに思われますが、実は運動には、脳や体を刺激し、勉強を効率化させるメリットがあります。また、適度な運動はストレス解消や気分転換にもなり、認知機能の向上にもつながると言われています。ただし、体に大きな負荷がかかる運動は、疲れてかえって集中力を低下させてしまうのでNGです。取り入れるなら、ウォーキングや軽めのジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。
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受験勉強で乱れた生活リズムを整えるには
受験勉強に熱が入ると、つい就寝時間が遅くなって生活リズムが乱れがちになります。一度生活習慣が乱れると改善するのに時間がかかるため、早めの対策が必要です。ここでは、生活リズムを整える5つのコツを紹介するので、今日から実践してみましょう。
●朝日を浴びる
起床時に朝日を浴びると体内時計がリセットされて、睡眠サイクルが整います。これは、朝の光が睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促すためです。
また、朝日を浴びることでスッキリ目覚められるので、効率よく勉強に取り組むことができます。朝起きたらまずカーテンを開け、朝日を浴びる習慣をつけましょう。
●1日3食しっかりと食べる
前述の通り、食事は健康な体の要となります。食事はただ3食食べるだけではなく、栄養バランスも意識しなければなりません。栄養バランスのとれた食事は体の調子を整えるほか、脳を働かせるためにも重要です。特に集中力に欠かせないカルシウムやマグネシウム、記憶の定着に必要なレシチンなどの栄養素は意識して摂るようにしましょう。カルシウムは牛乳・乳製品など、マグネシウムは海藻類など、レシチンは大豆や卵などに多く含まれます。
●血糖値を上げ過ぎない
勉強の息抜きや気分転換に、ついお菓子やジュースに手が伸びてしまうこともあるでしょう。適量であればストレス発散にもなることもありますが、食べ過ぎ・飲み過ぎには要注意です。これらの食品は血糖値が上がりやすく、眠気を誘発する恐れがあります。急激に血糖値を上げないよう、お菓子やジュースはほどほどに摂取して勉強の妨げにならないようにしましょう。
●休憩をとる
集中すると、つい時間を忘れて勉強してしまうものです。しかし勉強の合間の休憩は、学習効率を上げるためにも必要となります。安定したメンタルで勉強に臨むためにも、適度な休憩を挟むようにしましょう。時間としては60〜90分ほど勉強をしたら、10~15分程度の休憩をとるのが良いでしょう。
●寝る前にスマートフォンを触らない
就寝前にスマートフォン(スマホ)を見るのが習慣となっている受験生も少なくありません。しかし、スマホの光は脳や目に刺激を与え、睡眠の質の低下を招きます。睡眠の質が下がった状態が続くと、眠りが浅くなり寝つきも悪くなるので注意が必要です。寝つきをよくするために、寝る2時間前には入浴を済ませ、それ以降はなるべくスマホを触らずに、リラックスして過ごすことをルーティン化しましょう。
受験を成功させるには生活リズムの改善から!
中学受験や高校、大学受験を乗り切るためには、健康な心と体が必要不可欠です。勉強はもちろんのこと、まずは自分の生活リズムを見直し、生活習慣を整えることを意識しましょう。
また生活リズムが整っても、肝心の勉強方法がわからなければ受験でつまずいてしまいます。「受験勉強の方法がわからなくて不安」「授業についていくだけで精一杯」など、受験や勉強についての悩みを抱えていたら、塾に頼るのも一つの手です。
「京進の中学・高校受験TOPΣ」では、脳科学に基づく学習法で生徒ひとりひとりの可能性を伸ばす教育を実践しています。子どものやる気や興味を引き出し、担任担当制のきめ細やかな指導で志望校合格を目指します。
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