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公募推薦で受かる人の特徴3つ!合格に向けた対策のポイントとは
大学受験と言えば、これまでは大学入学共通テストなどを基準とした一般選抜や、総合型選抜(AO入試)が主流とされてきました。しかし、近年では学校推薦型選抜の比率が高まり、徐々に推薦入試が主流になりつつあることをご存知ですか?
学校推薦型選抜には2種類あり、大学の指定した高校の生徒のみに受験資格がある「指定校推薦」と、大学側の条件をクリアしていれば誰でも受験できる「公募推薦」に分けられます。
公募推薦の場合、地域によって試験の傾向が異なる点に注意が必要です。関東では専願制で、学力試験はなく小論文や面接中心なのが一般的です。対して関西の場合は、併願が可能で学力試験のみで合否を決定するところがほとんどになります。
この記事では、学校推薦型選抜における「公募推薦」の対策について解説します。大学受験で公募推薦を考えている方は、ぜひ参考にしてください
◆本記事の目次
●公募推薦に受かる人の特徴
公募推薦は志望校の出願基準や条件をクリアし、自身の通う高校の学校長の推薦があれば誰でも受験可能です。そのため、偏差値の高い難関大学ほど倍率が上がりやすく、合格を勝ち取るにはポイントを押さえた対策が重要になります。
ここではまず、公募推薦に受かりやすい人の特徴を知り、成績や評価など自分に足りていないものを把握しておきましょう。
評定平均が高い
評定平均は多くの大学で選考の際に重視される項目です。評定平均は高校生活の学業成績を5段階で示した平均値であり、書類審査の評価基準として用いられます。
必要な評定平均は大学ごとに異なり、受験資格よりも高い評定平均ほど有利になります。
仮に出願資格が「評定平均3.5以上」の大学であれば4.0程度あれば受験条件的に有利になり、4.5以上あればかなり合格率は高まると言えるでしょう。
試験の点数が高い
前述の通り、関西の大学では公募推薦の際に学力テストや口頭試問などが課されます。それらの試験の点数が高ければ、当然合格する確率もアップするでしょう。
試験対策としては、漢字や文法などの初歩的なミスをしないよう、文章を読み直すことが大切です。学力テストにおいては、これまでの勉強の成果をすべて出し切れるよう、体調管理などにも気を配りましょう。
志望理由書や自己推薦書のクオリティが高い
公募推薦の際は、大学が求める資料の提出が必要です。志望理由書や自己推薦書を提出するケースが大半であるため、提出書類のクオリティが合否を分けると言っても過言ではありません。
これらの書類を通して大学側は学力だけでなく、受験生の志望校に対する理解度や熱意、人間性などを総合的に判断します。そのため、内容がより具体的かつ論理性のある書き方になっているかチェックすることが大切です。
例えば、自分の将来の夢が大学の強みや特徴と関連しているか、大学の求めるアドミッションポリシー(※)に自分が当てはまっているかなど、適切な自己PRができているか確認してみましょう。また、志望大学の学部や学科のことを理解しているかも選考基準となるため、しっかりリサーチすることが結果につながります。
※アドミッションポリシー:大学または学部及び学科が、どのような人を求めているか示すもの
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●【京進の先生に聞いた】公募推薦で受かるためのポイント!
公募推薦で合格を勝ち取るためには、受かるためのポイントを押さえて対策をとることが重要です。ここでは、受験対策のプロである「京進の個別指導スクール・ワン」の先生に聞いた、合格するためのコツを4つ紹介します。
①高校1年生から評定平均を意識!
公募推薦では、学業成績が加点される場合が多いです。つまり、評定平均を上げる対策をすれば、公募推薦での合格率を高めることが可能になります。学校の評定平均を上げるためには、高校1年生の1学期から気を抜かずに対策しておきましょう。
評定平均といっても、特別に何かやらなければならないというわけではありません。普段の授業や定期テストにきちんと取り組んで好成績をとれていれば自ずと高評価につながります。
加えて、公募推薦の対策もスムーズになるので一石二鳥です。学校の学力試験で全教科ある程度の成績をとっていれば、基礎が身についている状態なので復習にも時間がかからないでしょう。
②高校3年生の夏には高校の復習を終えた状態に
公募推薦は11月から実施されます。そのため、高校3年生の夏には高校で学習した範囲の復習を万全にしている状態が望ましいでしょう。できるだけ早めに受験校を決め、出願条件や入試方式などをリサーチして対策することが大切です。
遅くても夏までには入学したい大学を決め、過去問など受験する大学に合わせた具体的な対策をスタートしましょう。
③受験のスケジュール戦略も重要
関西の大学(一部の国立大学や私立大学を除く)では学力テストを中心とした大学入試が実施されます。公募推薦は併願が可能なので、複数日受験することで合格率を上げることができます。
志望校と現段階で合格の可能性が高い大学を組み合わせるなど、受験のスケジュールを加味した戦略立ても重要です。
④念には念を入れた対策ができると安心
冒頭でも説明した通り、近年では公募推薦が主流になりつつあるため、倍率も高くなる傾向にあります。先に挙げたスケジュール戦略により、併願校を受験しておく、一般選抜に備えた一般入試関連の学習をしておくなど、万が一、公募推薦で不合格になったときに備えた対策をとっておくと安心です。
また学力テストだけでなく、口頭試問や二次選抜に向けた面接対策もおろそかにしてはいけません。面接官は受験生のマナーや受け答えの内容、雰囲気などを、質問を通して評価します。部活動の経験や文化活動、学生時代に努力した活動実績など、自分の強みを自信を持ってアピールできるよう、模擬面接などの練習を重ねておきましょう。
他にも有効な対策として、実際に合格者の話を聞いたり合格体験記を読んだりするのも1つの方法です。自分だけでは知り得なかった情報や狙い目のポイントなどを教えてもらえるメリットもあるので、学校の先生に相談してみましょう。
●公募推薦で受かる人は早めに入試対策をしている!
公募推薦に受かるには、志望校の出願条件や受験資格を満たした評定平均や学力があることが重要です。しかし、実際にどんな対策をしたらよいか悩んだり、受験相談をしたいと思ったりすることもあるでしょう。
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