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部活引退後に受験勉強を始めるのは遅い?合格に向けた勉強のコツ

2024.08.19

大学受験を控える受験生の中には、部活引退後に本格的に受験勉強をスタートさせようと考えている人もいるでしょう。しかし、部活動の引退時点から勉強を始めるのでは、志望校合格に間に合わないかもしれないと内心不安に思っているかもしれません。

勉強方法を工夫して効率的に学習を進めれば、部活引退後でも志望校合格を勝ち取ることは可能です。今回は、部活引退後に受験勉強を始める際のポイントや、合格に向けた勉強法を解説します。

◆本記事の目次

●部活引退してから受験勉強を始めるのは遅い?

結論から言うと、部活引退後に受験勉強を始めるのは一概に遅いとは言えません。運動部だと、多くが夏の大会を最後に引退するため受験勉強の開始が夏休み以降という場合が多いです。確かに時期だけ見ると遅いと感じるかもしれませんが、部活を引退まで頑張った人は結果的に、受験勉強がはかどる傾向にあります。

これは、部活で培った目標を達成するための忍耐力と集中力が、今度は勉強で発揮されるためです。さらに周りの友達より遅れているという自覚があるため、自発的に勉強できるのも強みでしょう。

一方で、部活を早めに引退して受験勉強をしている人と比べると、不利になることは当然あります。これは単に勉強時間の違いが理由であり、早めに受験勉強にとりかかっている人とは確保できる勉強量に差が生じるからです。推薦入試の場合などは、部活引退後からスタートすると試験までの準備期間が短くなるので、特に注意する必要があります。
こうした勉強量の差を埋める策として、できるだけ引退前から勉強習慣をつけておくことが有効です。高校3年生になる前にできるだけ、授業でやった範囲の復習をしながら勉強する癖をつけておきましょう。

まずは帰宅したら、決まった時間に机に向かう、電車に乗っている間などのスキマ時間に暗記を行うなど、ルーティンをつくっておくのがポイントです。

部活引退後は何から受験勉強を始めれば良い?

部活引退後は、限られた時間の中でいかに効率的に勉強を進めるか、時間の使い方が合格の分かれ道です。そのためにも、できるだけ早く自分の学力の現在地を把握し、適切な勉強計画を立てましょう。
ここからは、自分の学力を知るための方法や、勉強計画を立てる際に大切なポイントをステップ1・2に分けて解説します。部活引退後は、できるだけ早くこのステップを進めていきましょう。

ステップ1)現状の学力を把握する

志望大学を絞るためにも、引退後時点での自分の学力を正確に把握する必要があります。教科書の内容など学校で習う全範囲の理解度を網羅的にチェックするには、テストを解くのがおすすめです。例えば塾や予備校などで模試を受けたり、共通テストの過去問を解いたりすると、得意なところや点数の取れない部分が可視化されます。

自己採点だけでは不安な場合は、個別塾の先生に面談や進路相談をお願いする方法もあります。受験のプロから的確なアドバイスがもらえるので、何ができていて、何ができていないのかが明確になり、勉強を始めやすくなるでしょう。

ステップ2)勉強計画を立てる

現状の学力がわかれば、そこから志望校合格に向けて受験勉強の計画を逆算して立てていきます。しっかりとした勉強計画があれば、それが道しるべとなり勉強が格段にしやすくなります。

基礎固めはいつまでに終わらせるか、模試や過去問をいつから始めるかなど、勉強計画を見れば一目瞭然なので、効率よく勉強が進められるでしょう。勉強計画の立て方については、以下の記事を参考にしてください。勉強計画が完成したら、いよいよ本格的な受験勉強のスタートです。

参考コラム:覚えておきたい勉強計画の立て方|テストまで着実に学習を進める方法

部活引退後に効率よく受験勉強をするためのポイント

受験科目や受験方法などは、志望する大学により異なります。どの科目に力を入れて勉強するか、志望校の特徴をふまえて、優先順位をつけて取り組みましょう。

ここでは、受験勉強をする際に大事にしたいポイントや、戦略について解説します。

受験方法から勉強の戦略を練る

受験勉強を始める前に、まずは志望大学の入試方法を確認し、入試で必要な科目を精査しましょう。科目だけでなく、余裕があれば配点や問題の範囲、難易度なども簡単にリサーチし、学習内容の優先順位づけや取捨選択を行います。受験戦略の立て方は以下の記事で解説しています。ぜひ合わせてチェックしてください。

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どの科目から始めるか迷ったら、まずは英語から始めるのがおすすめです。英語は理系・文系ともに必要なケースが多く、積み上げ型の教科のため勉強に時間がかかります。英単語は単語帳で暗記する、文法や英語長文の読解は参考書や問題演習に取り組むなど、毎日コツコツ学習していくことが大切です。

復習に時間を割く

大学受験では高校で習った範囲だけでなく、高校受験前の小学校や中学校で習った範囲すべてから出題されます。そのため数学や国語を始め、各教科の復習をしっかりと行い、わからないところや理解できていない部分がないか確認しましょう。

長文問題などの応用問題は、まず基礎を完璧にしてから取り組むようにします。苦手な教科は中学の範囲まで立ち戻り、復習を徹底するのもおすすめです。

●部活引退後に受験勉強を始めた場合、効率的な学習ができるかどうかがカギ

高校生活に後悔が残らないよう、引退まで部活を続けてから受験勉強を始めるという人も少なくありません。部活を早めに引退して受験勉強を始めている人たちに比べると、遅れを取っている分不利であるのは事実です。

部活を引退まで頑張れる生徒は、忍耐力と集中力があります。そのアドバンテージを活用し、勉強計画や戦略を立て、効率的な学習を進めていければ難関大学や志望校への合格も目指せます。

受験勉強の開始が遅くなり不安を感じているのであれば、受験のプロである個別指導塾に頼るのも有効な手段です。個別指導塾であれば、生徒たちの志望校に合わせた対策ができます。

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