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GMARCHとは?各大学の特徴や学部別の偏差値・共通テストの得点率を紹介

2026.05.07

GMARCH(ジーマーチ)とは、学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の6校をまとめて指す呼称です。首都圏の難関私立大学群として受験生から高い人気があり、多くの学部・方式で偏差値55.0〜65.0程度が目安となります。

「現在の学力でGMARCHを目指せるのか」「大学ごとの違いや学部ごとの難易度はどう見ればよいのか」といった悩みは、多くの受験生が直面する課題です。志望校選びで後悔しないためには、各大学の入試傾向や校風を正しく理解し、自分に合った受験戦略を立てることが重要です。

本記事では、GMARCH各大学の偏差値や共通テストの得点率、学部ごとの特徴を解説します。志望校選びや学習計画を立てる際の参考にしてください。

GMARCHとは?

GMARCH(ジーマーチ)とは、学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政の頭文字を取った略称で、首都圏の有名私立大学群を指します。以前は「MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)」という呼び方が一般的でしたが、学習院大学を含めた「GMARCH」も、受験情報サイトや進学情報の文脈で用いられることが多い呼称です。

GMARCH(ジーマーチ)を構成する6大学

具体的には、以下の6つの総合大学がGMARCHに含まれます。

  • 学習院大学   (G)
  • 明治大学    (M)
  • 青山学院大学  (A)
  • 立教大学    (R)
  • 中央大学    (C)
  • 法政大学    (H)

これらの大学は、いずれも首都圏にキャンパスを構える私立の総合大学です。文系・理系を含む複数の学部を設置しており、学びたい分野や将来の進路に応じて進学先を検討しやすい点が共通しています。受験情報では、偏差値帯や入試難易度が比較的近い大学群としてまとめて扱われることが多く、毎年多くの受験生が志望校として検討しています。

GMARCHとMARCHの違い

GMARCHとMARCHの違いは、学習院大学(G)の有無です。明治・青山学院・立教・中央・法政の5大学を指すのが「MARCH」、そこに学習院大学を加えた6校を「GMARCH」と呼びます。いずれも首都圏で知名度の高い私立大学として、受験情報や進学情報の文脈で比較されることが多い大学群です。

【GMARCH】6大学の主な特徴

GMARCHの各大学は、それぞれ独自の校風や強みを持っています。ここでは、志望校を検討する際の参考として、各校の特徴を紹介します。

学習院大学

学習院大学は、落ち着いた校風が特徴です。JR山手線・目白駅から徒歩圏内の「目白キャンパス」にすべての学部が集まっています。授業の約7割が30名以下で行われる少人数教育を採用しており、教員と学生の距離が近い学習環境が整っています。

明治大学

明治大学は、志願者数が全国的に多いことで知られる人気校です。キャリア支援に力を入れており、政治経済学部・商学部・経営学部を中心に、多様な進路に対応できる学びの環境が整っています。また、「個」を尊重する教育方針を掲げ、主体的に学ぶ学生が多いことも特徴です。

青山学院大学

青山学院大学は、渋谷・表参道エリアに位置する「青山キャンパス」を拠点としています。伝統的に英語教育に定評があり、国際政治経済学部や文学部英米文学科など、国際分野の学びが充実しています。洗練されたキャンパスの雰囲気と好立地から、文理を問わず多くの学生が集まる大学です。

立教大学

立教大学は、池袋キャンパスにあるレンガ造りの校舎が印象的な大学です。語学教育や国際教育に力を入れており、異文化コミュニケーション学部や現代心理学部など、専門性の高い学部も設置されています。入試制度では、英語資格・検定試験や大学入学共通テストのスコアを活用できる方式を多数採用しています。

中央大学

中央大学は、法学部の知名度が特に高い大学です。2023年4月に法学部が「茗荷谷キャンパス」へ移転しました。司法試験や公認会計士試験などの国家資格を目指す学生向けの支援体制が充実しており、資格取得を志す学生に適した環境が整っています。

法政大学

法政大学は、15学部を擁する大規模な総合大学です。市ケ谷・多摩・小金井の3キャンパスに分かれ、幅広い分野の学びを提供しています。GIS(グローバル教養学部)やデザイン工学部など、新しい分野の学部も設置されており、多様な価値観を尊重する自由な学風が根付いています。

※参考コラム:大学の調べ方の基本!志望校を選ぶ際に確認するべきポイントとは

【GMARCH】学部別にみる偏差値の目安・共通テスト利用の得点率

偏差値や大学入学共通テストの得点率は志望校選びの重要な指標ですが、入試方式や科目数の違いによって数値が変動する点には注意が必要です。
※以下は河合塾Kei-Netのデータをもとに、各学部の目安をまとめたものです。

学習院大学(偏差値・得点率)

学習院大学は、すべての学部が目白キャンパスに集約されている点が特徴で、通学や他学部との交流のしやすさも魅力です。文系・理系ともに偏差値帯は比較的安定しており、国際文化交流学部は2026年4月に新設されました。

学部偏差値大学入学共通テスト得点率
文学部55.0~57.575%~83%
国際文化交流学部
(※2026年4月開設)
55.0~57.5
国際社会科学部55.0~57.579%
法学部57.582%~84%
経済学部57.573%~78%
理学部55.0~57.574%~78%

明治大学(偏差値・得点率)

明治大学はGMARCHの中でも特に志願者が多く、政治経済学部・商学部・経営学部を中心に高い偏差値帯を維持しています。理工系や農学部など理系分野の学部もそろっており、幅広い分野で難易度の高い学部が多い大学です。

学部偏差値大学入学共通テスト得点率
文学部57.5~65.081%~88%
国際日本学部60.0~65.079%~85%
法学部60.0〜62.578%~83%
政治経済学部60.0〜62.580%~85%
経営学部62.5~67.580%~83%
商学部62.582%~83%
総合数理学部57.5~62.579%~80%
理工学部57.5~62.578%~85%
農学部60.0〜62.578%~81%
情報コミュニケーション学部60.0〜62.583%~84%

青山学院大学(偏差値・得点率)

青山学院大学の入試では、思考力・判断力・表現力を問う問題が出題される傾向があり、単なる知識の暗記だけでなく、記述式や論述への対応力も求められます。特に国際系や英語関連の学部は難易度が高く、共通テストでも高得点が必要です。

学部偏差値大学入学共通テスト得点率
文学部57.5~65.076%~87%
教育人間科学部60.079%~83%
総合文化政策学部60.081%~86%
地球社会共生学部57.582%~83%
国際政治経済学部60.0~65.082%~87%
法学部60.077%~82%
経済学部60.0~62.580%~83%
経営学部60.073%~85%
理工学部52.5~60.077%~85%
コミュニティ人間科学部55.075%~79%
社会情報学部57.5~60.078%~83%

立教大学(偏差値・得点率)

立教大学では、英語資格・検定試験や大学入学共通テストの英語スコアを活用できる入試方式が多く、英語外部試験の対策が合否に大きく影響する場合があります。特に異文化コミュニケーション学部や経営学部など、人気学部は高い偏差値帯に集中しています。

学部偏差値大学入学共通テスト得点率
文学部57.5~62.578%~86%
現代心理学部60.0~62.574%~82%
異文化コミュニケーション学部65.081%~86%
社会学部60.0~62.578%~84%
観光学部57.576%~80%
コミュニティ福祉学部57.572%~82%
法学部60.077%~84%
経済学部57.5~60.078%~83%
経営学部62.584%~88%
理学部55.0~57.575%~81%
スポーツウェルネス学部57.574%~80%
環境学部60.075%~80%

中央大学(偏差値・得点率)

中央大学は、法学部の高い知名度で知られる一方、経済学部や国際経営学部、理工系学部にも多くの志願者が集まっています。司法試験や公認会計士試験などの資格取得支援が充実しており、実務につながる学びを重視する学生に適した環境が整っています。

学部偏差値大学入学共通テスト得点率
文学部52.5~60.079%~84%
法学部57.5~62.577%~87%
総合政策学部57.5~60.079%~83%
経済学部57.5~62.577%~85%
国際経営学部60.079%~85%
商学部57.5~60.075%~85%
基幹理工学部55.0~60.079%~81%
社会理工学部55.0~60.078%~82%
先進理工学部57.5~60.078%~83%
国際情報学部57.5~60.077%~82%

法政大学(偏差値・得点率)

法政大学は学部数が多く、文系・理系ともに幅広い分野をカバーしているため、自分の興味や得意科目に合わせて学部を選びやすい大学です。偏差値帯にも幅があり、学部や方式によって求められる学力レベルが大きく異なる点が特徴です。

学部偏差値大学入学共通テスト得点率
文学部55.0~62.573%~86%
グローバル教養学部60.0~62.586%
社会学部55.0~62.569%~81%
現代福祉学部52.5~60.069%~80%
国際文化学部60.0~62.582%
法学部57.5~60.072%~82%
経済学部55.0~60.071%~79%
経営工学部57.5~62.573%~81%
デザイン工学部55.0~60.073%~81%
理工学部52.5~57.569%~76%
生命科学部52.5~57.567%~73%
スポーツ健康学部55.0~57.572%~79%
キャリアデザイン学部57.5~60.071%~79%
人間環境学部55.0~57.574%~83%
情報科学部55.0~57.575%~77%

【出典】「河合塾 Kei-Net 2026年度入試予想ランキング表」(関東・甲信越地区)

※参考コラム:共通テスト対策はいつからやるべき?受験生向け教科別の対策ポイント
※参考コラム:大学受験において英検®は必要?把握しておきたい入試での優遇措置

GMARCH合格を目指して自分専用の戦略を立てよう

近年の大学入試では、偏差値だけでなく、入試方式や出題傾向まで踏まえて対策を考えることが重要です。GMARCH合格を目指すなら、まずは①志望学部ごとの偏差値帯や共通テスト得点率を把握すること、②自分に合った入試方式を選ぶこと、③過去問の出題傾向に沿って学習計画を立てること、の3点を意識するとよいでしょう。

例えば、同じ大学でも学部によって難易度や求められる科目は異なります。一般選抜に強いのか、共通テスト利用方式が向いているのかによって、取るべき対策も変わります。自分の得意・不得意や現時点の学力を踏まえながら、どの方式で受験するのが有利かを見極めることが大切です。

また、合格可能性を高めるには、志望校の出題傾向に合わせた対策も欠かせません。頻出分野を優先して学習する、記述や論述が必要な学部では表現力も鍛えるなど、志望校に合わせて学習計画を調整することで、限られた時間を効率よく使いやすくなります。

とはいえ、受験生がひとりで膨大な入試情報を整理し、自分に合った受験戦略を立てるのは簡単ではありません。「今の勉強法で本当にGMARCHに届くのか」「自分に合った入試方式はどれか」と迷う場合は、受験指導のプロに相談するのもひとつの方法です。

京進の個別指導塾スクール・ワンでは、生徒ひとりひとりの得意・不得意や志望学部に応じて、具体的な学習戦略や受験プランを一緒に設計していきます。科目別の学習計画はもちろん、各大学の頻出分野を意識した過去問演習や、配点・出題傾向を踏まえた対策までサポートを受けられます。まずは資料請求やお問合せから始めてみてはいかがでしょうか。

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GMARCHに関するQ&A

.GMARCHと「早慶上理」や「SMART」の違いは何ですか?

「早慶上理」は、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学を指し、GMARCHよりも難易度が高い最難関私立大学群として語られることが多い呼称です。一方、「SMART」は、上智大学(S)・明治大学(M)・青山学院大学(A)・立教大学(R)・東京理科大学(T)を指す比較的新しい大学群の呼称で、首都圏にキャンパスを持つ難関私立5大学として紹介されています。

GMARCHと併せて検討されることの多い大学群はどこですか?

関西の「関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)」は、難易度や知名度の面でGMARCHと並べて語られることが多い大学群です。また、首都圏では「日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)」が、中堅私立大学群としてGMARCH志望者の併願校に挙がることもあります。

大学群名構成大学特徴・位置づけ
早慶上理早稲田・慶應義塾・上智・東京理科私立大学の最難関グループ
SMART上智・明治・青山学院・立教・東京理科比較的新しい呼称として紹介される
GMARCH学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政首都圏の人気難関私立大学
関関同立関西・関西学院・同志社・立命館近畿地方の難関私立大学群の通称
日東駒専日本・東洋・駒澤・専修首都圏の私立大学群の通称
GMARCHを目指す場合、共通テスト利用と一般選抜はどう選べばよいですか?

共通テスト利用と一般選抜のどちらが向いているかは、自分の得意科目や安定して得点できる科目数によって異なります。共通テスト利用は、幅広い科目で高得点を取れる受験生に向いている一方、一般選抜は大学ごとの出題傾向に合わせて対策しやすい点が特徴です。英語外部試験を活用できる大学・学部もあるため、現在の学力や得意分野を踏まえて、自分に合う方式を選ぶことが大切です。