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大学に行くことの主な意味と無意味に感じるときに試してほしいこと

2023.05.18

「大学に行く意味があるんだろうか?」そんな疑問が頭に浮かんだことはありませんか?大学に行く意味がわからないと、受験勉強にも集中できなくなり、これまでの勉強も無駄だったのではないかと不安に思えてくるかもしれません。

しかし、そんなときは進路について見つめ直す良い機会です。この記事では、大学に行くことの意味と、行く意味がわからなくなってしまったときに試してほしいことをいくつか紹介します。ぜひ最後まで読んで、自分の将来を考えるための参考にしてください。

◆本記事の目次

大学に行くことの意味

大学でしかできないことや、大学に行くことで自分自身の向上につながることがあれば、大学に行く意味があるといえます。ここでは大学に行く意味について、4つ例を挙げて解説します。

●興味や関心のある学問を専門的に学べる

大学は学問を深く掘り下げて学ぶところです。高校までの学びと比べ、学ぶ内容が細分化され、さまざまなアプローチができるため、専門分野を多角的に学べるのが特徴です。

例えば、海外の文学を学ぶ場合、原文を翻訳して読むだけでなく、文化や歴史などその国の背景を学び、文学を通してその国への理解を深めていきます。

人体についていえば、高校では生物や保健体育で基礎に触れる程度ですが、大学では人体の各器官の構造や機能から、病気になった際の変化までさまざまなことを詳しく学びます。大学の授業を行う先生は、その分野の専門家です。専門家から日常的に話が聞けるのは、大学で学ぶ大きなメリットといえます。

●進路の幅が広がる

大学を卒業すると学士という学位を得られます。さらに大学院を修了すると、修士、博士などの学位によって、より高い専門性を習得したとみなされます。大学で学んだことは、就職活動時の自己アピールにもつながるでしょう。

大学を卒業しなければ就けない職業や、大卒以上の学歴を採用条件にしている企業もあります。医師や薬剤師、獣医師などは大学を卒業したうえでさらに国家試験に合格しなければなれません。技術職や研究職など高い専門性が求められる職種の多くは、大学院卒の学歴を条件としています。

また、採用条件を大卒以上とする企業は大企業に多い傾向があります。こういった意味でも、大学に行くほうが進路の選択肢が増えるといえるでしょう。

●大学生ならではの経験ができる

大学生ならではの経験ができるのも大学に行くメリットです。

大学には「ゼミ」という形式の授業があり、学生が積極的に発言し、活発な議論が行われます。高校までは講義型の受け身の授業が中心ですが、ゼミでは主体性・自律性が求められます。自分で問題を見つけて深く考える、考えをまとめて意見を述べるなどの新たなスキルを獲得する場にもなります。

サークル活動や部活動など、課外活動への参加も貴重な経験です。サークルの活動内容はスポーツや文化活動、イベントなど、高校までにはなかったものも含め多種多様なので、はじめて経験できることも多いでしょう。

アルバイトや海外旅行、起業、企業のインターンなど、学業以外のさまざまなことにチャレンジできるのも、自由な時間を確保しやすい大学生ならではの特権です。

●新たなものや人に出会える

新たなものや人に出会えるのも大学に行くメリットです。新しい出会いは興味や関心の幅を広げるきっかけになります。

例えば、大学の授業には一般教養という必修科目があり、幅広い知識と教養を身につけることを目的としています。自分の専攻と関係のない分野の中に、思いもよらない新しい出会いがあり、興味や関心が広がるかもしれません。

また、大学には全国各地から人が集まります。高校までは同じ地域・世代との交流が大半ですが、大学では出身や背景が異なる人との出会いが格段に増えます。いろいろな人と交流し、違う価値観に触れることで視野が広がる可能性は大いにあります。

ゼミやサークル活動を通じてできた人間関係は、社会人になってからも頼れる人脈となるでしょう。


大学に進学しないことで起きること

大学に行かないと、学ぶ機会を失い、進路の選択肢が狭まるおそれがあります。具体的には、先に述べた大学で選べるメリットである、興味のある学問について専門家から学ぶ、一般教養を通じて専攻以外の幅広い学問に触れる、異なる背景を持った学友との出会いなどを経験できないことが挙げられます。

反面、大学に進学しないメリットには、早期に収入を得たり、実務経験を積んだりできることがあります。

大学へ行かなければ、社会人として働く時期が早まります。そのため、就職して早急に収入を得たい場合や、身につけたい技術がある場合には、大学に行かないほうが早くひとり立ちできる可能性があります。

すでに自分の進路を明確に決めており、心に決めた仕事をやり通す覚悟がある場合や、経済的に進学が難しいなどの理由があれば大学へ行かない選択もデメリットばかりではありません。しかし特別な理由がない限りは大学に行くメリットのほうが大きいといえるでしょう。


大学に行く意味がわからないときに試してほしいこと

ここからは、大学に行く意味がわからないという人に試してほしいことをいくつか紹介します。

●興味のある分野を大学でどのように学べるか調べる

自分が興味のあることを大学で学べるかどうかを調べてみましょう。学ぶことが楽しいと思えれば、大学に行く意味を感じやすくなります。

例えば、ひとくちに「ものづくり」に関心があるといっても、建築や機械工学など工学系、生物の構造や機能を研究する農学系、工芸デザインが学べる芸術系といったように、自分の興味の対象によってアプローチの仕方はいろいろあります。

学問を通して関心のある分野を深く学べるか、どのように学べるかを調べてみると、イメージが深まり、大学に行きたいという思いが強くなるかもしれません。

●オープンキャンパスやWEBキャンパスに参加する

オープンキャンパスに参加することも、大学に行く意味を確認できる良い機会です。
大学の施設や在学生の様子など、大学のパンフレットやWEBサイトではわからない雰囲気を感じ取ることができます。

大学の楽しさや厳しさ、大学生活についてのリアルな話を現役の大学生から聞くことができれば、大学に行くイメージが一層わきやすくなるでしょう。

遠くの大学など実際に足を運ぶことが難しい場合は、WEBのオープンキャンパスに参加する方法もあります。

●単なる現実逃避になっていないか考えてみる

大学に行く意味がわからないのは、大学受験に取り組む苦労から逃れたくて現実逃避をしているだけかもしれません。

現実逃避は、強いストレスから心を守ろうとしてはたらく仕組みの一つなので、罪悪感を持つ必要は全くありません。
ただし、そのことばかり考えてもあまり意味がありません。大学に行く以外の進路を考えたとき、そのプロセスが具体的に描けているか、メリットだけでなくデメリットまできちんと把握しているか確認してみましょう。

●身近な人に相談する

大学に行く意味がわからなくなったら、ひとりで悩まずに身近な頼れる人に相談するのがおすすめです。相談相手には、保護者や学校・塾の先生、友だちなどが考えられます。

保護者は、自分のことを理解してくれる一番身近な存在です。大学生や社会人としての経験や知識をもとに相談にのってくれるでしょう。

学校の進路指導担当や担任、塾の先生などは、自分の成績を把握し、受験に関する情報を持っています。高校生を指導してきた経験も豊富にあり、保護者とは違う視点からアドバイスしてくれます。

良いアドバイスが得られれば、自分の視野が広がり、大学に行く意味も明確になるでしょう。


大学に行くことを考え始めたら「京進の個別指導 スクール・ワン」にご相談を

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進路に悩んだら、いつでも気軽に先生に相談できるのも大きな利点です。豊富な情報をもとに、興味のある学問を学べたり、得意分野を活かしたりできる大学・学部などをアドバイスできます。

映像授業との組み合わせといった柔軟なコース選択も可能です。
※コースの開講は教室により異なります

●脳科学に基づく学習メソッド

京進オリジナルの学習法「リーチング」は、脳科学に基づいて生徒の能力を引き出す学習法です。学習内容が効率よく身につくため、苦手分野の勉強もモチベーションを維持しながら無理なく取り組むことができます。

また、「褒める指導」によって、授業や成績に関することに限らず、日頃の生活態度の中からも積極的に良いところを見つけます。「褒める指導」はひとりひとりが自発性を高めてやる気を引き出す効果があります。


大学に行く意味を見つけて後悔しない進路選びをしよう

将来のことを具体的に考えていくと、大学に行く意味がより明確にわかるようになります。
自分の将来を考える時期に、早すぎることも遅すぎることもありません。大学に行く意味がわからなくなってしまったときは、自分の将来について問い直す良い機会ととらえ、じっくり考え、場合によっては修正をし、後悔のない進路選びをしてください。京進の個別指導 スクール・ワンでは、無料体験教室や資料請求を受け付けています。ぜひお気軽にお問合せください。