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大学に行くことの意味とは?進学のメリットや無意味に感じたときの対処法

2025.06.02

「大学に行く意味はあるのだろうか?」そんな疑問を抱えたことはありませんか?

大学進学は人生の大きな選択の一つです。進学することで得られるメリットは多くありますが、人によっては「大学に行く必要があるのか」「専門学校や就職のほうが良いのではないか」と悩むこともあるでしょう。

本記事では、大学進学の意義やメリット、進学しない場合に起こること、大学に行く意味がわからなくなったときの対処法などについて詳しく解説します。

進路選択に迷っている高校生やその保護者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

◆本記事の目次

●大学に行く意味を見いだせない主な原因

大学進学を考える中で、「本当に行くべきなのか」「そもそも意味があるのか」と疑問を抱く人は少なくありません。特に、進学の目的が明確でない場合や、進路に対する迷いがあると、「大学に行く意味がわからない」と感じやすくなります。その背景には、大きく分けて「大学の選び方がわからない」「やりたいことが見つかっていない」という二つの要因があることが多いです。

ここでは、大学に行く意味を見いだせない主な理由を詳しく解説します。

大学の選び方がわからないため

大学に進学したい気持ちはあっても、どの大学を選ぶべきかがわからないと、進学に対するモチベーションが低下してしまうことがあります。大学選びは人生の方向性を左右する重要な決断の一つであり、多くの高校生が迷うのも無理はありません。

大学を選ぶ際に悩むポイントとして、まず「どの学問を学ぶべきか」が挙げられます。高校までは決められた教科をバランス良く学ぶのが基本ですが、大学では自分の専攻を決め、特定の分野を深く学ぶことになります。しかし、「自分の興味がある分野がはっきりしない」「好きなことが仕事につながるのかわからない」といった不安があると、どの学部・学科を選べばいいのかが定まらず、進学自体を迷ってしまうことがあります。

関連記事:行きたい大学の決め方|志望校を選ぶときに気をつけたいこと

やりたいことや好きなことがわからないため

大学に進学する意義を見いだせないもう一つの理由として、「自分が将来何をしたいのかわからない」という問題があります。

高校生の段階で、将来の夢や目標を明確に持っている人はそれほど多くありません。「好きなことはあるけれど、それを仕事にできるのかわからない」「得意な科目はあるけれど、それを活かせる職業が思い浮かばない」といった悩みを抱える人も多いでしょう。その結果、「目的がはっきりしないなら、無理に大学に行かなくてもいいのでは?」と考えてしまうことがあります。

●大学に行くことの意味とは?

ここまで、大学に行くことの意味を見いだせない原因を見てきましたが、大学に行くことで自分自身の向上につながるのであれば、大学に行く意味があるといえます。ここでは大学に行く意味について、4つ例を挙げて解説します。

興味や関心のある学問を専門的に学べる

大学は学問を深く掘り下げて学ぶところです。高校までの勉強と比べ、学ぶ内容が細分化され、専門分野を多角的に、深く掘り下げられるのが特徴です。

例えば、海外の文学を学ぶ場合、原文を翻訳して読むだけでなく、文化や歴史などその国の背景を学び、文学を通してその国への理解を深めていきます。

人体についていえば、高校では生物や保健体育で基礎に触れる程度ですが、大学では人体の各器官の構造や機能から、病気になった際の変化までさまざまなことを学べます。大学の授業を行う教授は、その分野の専門家です。専門家から日常的に話が聞けるのは、大学で学ぶ大きなメリットといえます。

進路の幅が広がる

大学を卒業しなければ就けない職業や、大卒以上の学歴を採用条件にしている企業が一定数存在していることも、大学に行くことの意味につながります。

例えば、医師や薬剤師、獣医師などは大学を卒業したうえでさらに国家試験に合格しなければなれません。技術職や研究職など高い専門性が求められる職種の多くは、大学院卒の学歴を条件としています。

また、採用条件を大卒以上とする企業は大企業に多い傾向があります。こういった意味でも、大学に行くほうが進路の選択肢が増えるといえるでしょう。

大学生ならではの経験ができる

大学生ならではの経験ができるのも大学に行くメリットです。

大学には「ゼミ」という形式の授業があり、学生が積極的に発言し、活発な議論が行われます。高校までは講義型の受け身の授業が中心ですが、ゼミでは主体性・自律性が求められます。自分で問題を見つけて深く考える、考えをまとめて意見を述べるなどの新たなスキルを獲得する場にもなります。

サークル活動や部活動など、課外活動への参加も貴重な経験です。サークルの活動内容はスポーツや文化活動、イベントなど、高校までにはなかったものも含め多種多様なので、はじめて経験できることも多いでしょう。

アルバイトや海外旅行、起業、企業のインターンなど、学業以外のさまざまなことにチャレンジできるのも、自由な時間を確保しやすい大学生ならではの特権です。

新たなものや人に出会える

新たなものや人に出会えるのも大学に行くメリットです。新しい出会いは興味や関心の幅を広げるきっかけになります。

例えば、大学の授業には一般教養という必修科目があり、幅広い知識と教養を身につけることを目的としています。自分の専攻と関係のない分野の中に、思いもよらない新しい出会いがあり、興味や関心が広がるかもしれません。

また、大学には全国各地から人が集まります。高校までは同じ地域・世代との交流が大半ですが、大学では出身や背景が異なる人との出会いが格段に増えます。いろいろな人と交流し、違う価値観に触れることで視野が広がる可能性は大いにあります。

ゼミやサークル活動を通じてできた人間関係は、社会人になってからも頼れる人脈となるでしょう。

大学に進学しないことで起きること

目指すべき職種や進路が明確になっていないまま大学に行かない選択をすると、高校卒業と同時に社会に放り出されることになります。高卒者の就職先は、大卒者に比べて見つかりにくいことがあります。仮に就職先が見つかったとしても、経営やマーケティングなどビジネスの上流にかかわる業務にはなかなか就けません。このように、大学に行かないと進路の選択肢が狭まるおそれがあるでしょう。

大学に進学しないメリットには、早期に収入を得たり、実務経験を積んだりできることが挙げられます。すでに自分の進路を明確に決めており、心に決めた仕事をやり通す覚悟があるのであれば大学へ行かない選択も良いかもしれません。しかし特別な理由がない限りは大学に行くメリットのほうが大きいといえるでしょう。

●大学に行く意味がわからないときに試してほしいこと

ここからは、大学に行く意味がわからないという人に試してほしいことをいくつか紹介します。

自己分析をする

大学に行くべきかわからないとき、まずは自己分析をするのがおすすめです。

自分の興味のあることを紙に書き出してみてください。勉強だけでなく、趣味やアルバイト、部活動など、自分が楽しいと感じることや得意なことを整理することで、進路選択のヒントが見えてくるかもしれません。また、興味のある分野に関連する職業や業界を調べてみると、「こういう仕事があるのなら、大学でこの分野を学んでみたい」と思えるようになるかもしれません。

興味のある分野を大学でどのように学べるか調べる

自分が興味のあることを大学で学べるかどうかを調べてみましょう。学ぶことが楽しいと思えれば、大学に行く意味を感じやすくなります。

例えば、ひとくちに「ものづくり」に関心があるといっても、建築や機械工学など工学系、生物の構造や機能を研究する農学系、工芸デザインが学べる芸術系といったように、自分の興味の対象によってアプローチの仕方はいろいろあります。

学問を通して関心のある分野を深く学べるか、どのように学べるかを調べてみると、イメージが深まり、大学に行きたいという思いが強くなるかもしれません。

関連記事:大学の調べ方の基本!志望校を選ぶ際に確認するべきポイントとは

オープンキャンパスやWEBキャンパスに参加する

オープンキャンパスに参加することも、大学に行く意味を確認できる良い機会です。

大学の施設や在学生の様子など、大学のパンフレットやWEBサイトではわからない雰囲気を感じ取ることができます。

大学の楽しさや厳しさ、大学生活についてのリアルな話を現役の大学生から聞くことができれば、大学に行くイメージが一層わきやすくなるでしょう。

遠くの大学など実際に足を運ぶことが難しい場合は、WEBのオープンキャンパスに参加する方法もあります。

身近な人に相談する

大学に行く意味がわからなくなったら、ひとりで悩まずに身近な頼れる人に相談するのがおすすめです。相談相手には、保護者や学校・塾の先生、先輩、友だちなどが考えられるでしょう。

学校や塾の先生は、自分の成績を把握し、受験に関する知識や情報を持っています。高校生を指導してきた経験も豊富にあり、保護者とは違う視点からアドバイスしてくれるはずです。

良いアドバイスを得られれば、自分の視野が広がり、大学に行く意味も明確になるでしょう。

●大学に行く意味を考え始めたら「京進の個別指導 スクール・ワン」にご相談を

将来のことを具体的に考えていくと、大学に行く意味がより明確にわかるようになります。自分の将来を考える時期に、早すぎることも遅すぎることもありません。大学に行く意味がわからなくなってしまったときは、自分の将来について問い直す良い機会ととらえ、じっくり考え、場合によっては修正をし、後悔のない進路選びをしてください。

もしも、進路選択や受験勉強に悩んでいるなら、ぜひ「京進の個別指導 スクール・ワン」にご相談ください。ここからは「京進の個別指導 スクール・ワン」の特徴を3点解説します。

特徴① 完全1対2の個別指導塾

京進の個別指導 スクール・ワンは、先生1人に生徒2人の個別指導を行っています。
先生が1人の生徒をマンツーマンで指導している間、もう1人の生徒は自分で演習問題を解きます。指導を受ける時間と問題を解く時間の両方がしっかり確保されていて授業に無駄がありません。また、先生がいつもそばにいるので、問題につまずいてもすぐに気づいてもらえて、質問しやすい環境にあります。

特徴② ひとりひとりに合ったカリキュラムの作成

学習計画の立案から進路指導まで、ひとりひとりの志望校に合わせたサポート体制が整っているのも京進の個別指導 スクール・ワンの特徴です。40年以上の指導実績と合格者の学習データから導き出されたカリキュラムがあるので、志望校の入試制度に合わせて柔軟に対応できます。

進路に悩んだら、いつでも気軽に先生に相談できるのも大きな利点です。豊富な情報をもとに得意分野を活かせる大学・学部をアドバイスできます。

特徴③ 脳科学に基づく学習メソッド

脳科学に基づいた学習法で、学習内容が効率よく身につき、苦手分野の勉強もモチベーションを維持しながら無理なく取り組むことができます。

進路に悩んだら、いつでも気軽に先生に相談できるのも大きな利点です。豊富な情報をもとに得意分野を活かせる大学・学部をアドバイスできます。

このように「京進の個別指導 スクール・ワン」は、ひとりひとりが自分の夢に気づき、目標に向かって努力し続けられるよう全力でサポートします。

無料の体験教室や資料請求も受け付けています。まずはぜひお気軽にお問合せください。

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